Archive for the 「 起業マインド 」 Category

Tech Crunchに掲載されてなかったので、自分で訳してみました。送ったのはGinaが去った後にCEOに任命されたJason Rosenthal(Pomona CollegeということはLA近郊の出身かも知れない)

ちなみにこれはTCのスクープなのでここ(原文)にしか掲載されていない。

原文< ママ>

Team,

When I became CEO 30 days ago, I told you I would take a hard look at our business. This process has brought real clarity to what’s working, what’s not, and what we need to do now to make Ning a big success.

My main conclusion is that we need to double down on our premium services business. Our Premium Ning Networks like Friends or Enemies, Linkin Park, Shred or Die, Pickens Plan, and tens of thousands of others both drive 75% of our monthly US traffic, and those Network Creators need and will pay for many more services and features from us.

So, we are going to change our strategy to devote 100% of our resources to building the winning product to capture this big opportunity. We will phase out our free service. Existing free networks will have the opportunity to either convert to paying for premium services, or transition off of Ning. We will judge ourselves by our ability to enable and power Premium Ning Networks at huge scale. And all of our product development capability will be devoted to making paying Network Creators extremely happy.

As a consequence of this change, I have also made the very tough decision to reduce the size of our team from 167 people to 98 people. As hard as this is to do, I am confident that this is the right decision for our company, our business, and our customers. Marc and I will work diligently with everyone affected by this to help them find great opportunities at other companies.

I’ve never seen a more talented and devoted team, and it has been my privilege to get to know and work with each and every one of you over the last 18 months.

We’ll use today to say goodbye to our friends and teammates who will be leaving the company. Tomorrow, I will take you through, in detail, our plans for the next three months and our new focus.

Thanks,
Jason Rosenthal

(抄訳)   続きはこちら

いまや世界で最も人気のあるスピーチフォーラムの一つであるTED(Technology Entertainment Design)の独立機関であるTEDxTOKYO2010が今年の5月15日に東京の未来館で開催される。今年で2回目で、初回の前回はトヨタが誇る超先進的なデザイナーの改田 哲也さんを含む2名しか日本人がいなかったが、今回は日本人が大勢。しかもビッグネーム揃いで期待がもてる。下記が本日確認された(未確定の)スピーカーリスト(スピーチ順)だ。なんと脳科学者の茂木 健一郎さんやベガスやブロードウェイでもおなじみのパフォーマンス集団「シルク・ド・ソレイユ」の名前も(!?) そして、日本人で初めて全米メジャーの放送局で番組をホストしたコメディアンの神田ロムさんも堂々の参加である。(同じ日本親善大使グループIJAMのメンバーである私としても大変うれしいことだ)

筆者も実は主催者側からの誘いに応じる形でスピーカーとしての申請はしていた(もちろんテーマは電子出版)ものの、今回は出場見送りとなった。(もっとも下記のスピーカーを見るとそれはごく当然の話で誘ってもらえただけでも有難い 笑) が、Patrickからは招待状を頂いたので、当日はぜひとも参加したいと思う。同イベントの主催者二人(Patrick と Todd)は両方ともアメリカ人だが、「日本を変える!」という思いで、外国人の彼らが日本の地でこれだけの情熱をもって頑張っているのを見ると励みになると同時に、もっと日本人の(特に若い)我々が頑張らねば!という気持ちになる。同イベントは完全招待制だが、もしも現地にいらっしゃる方がいれば現地でお会いしましょう!

リスト(日本人(らしき)名は太字)   続きを読む

「発想の壁」を考える

養老教授のベストセラーに「バカの壁」という作品があるが、実は筆者は養老教授に敬意を表して敢えてまだこの本は読んでいない。
(しかし、教授の書いた環境論「いちばん大事なこと」は藤原正彦教授の「祖国とは国語」と同じくらい大好きな本だ。両方とも大学教授がまったく専門外の話をしているのに妙に説得力がある、という点がすばらしい。要は中身の問題だということ)

で、本題に入るとインターネットという万能インフラを通じてこれだけビジネスモデルが複合型になってくると、全体を俯瞰しながらのビジネスモデルの構築がかなり難しくなってくる。またスピードも速く、このスピード感に戸惑う人はどこの業界にもいると思うが、出版業界は特にアナログな人が多いみたいで、どちらかというとこれまでもものすごいペースで進化を遂げてきた、ITやゲーム業界の動向に詳しい人間がいうことのほうが先読みする点ではあたってくるはずだ。とにかく方向性を誤るとどれだけ努力をしても実を結ばない。頑張れば何とかなった、もはやそういう時代ではないのかも知れない。

これまで(留学生などを含めて)キャリア相談に応じることがよくあったが、その時に使っていた例というのは「例えば目標地点が2階にあるとしたら、どれだけ北や東に一生懸命走っても一生目的地にたどり着くことができない。なぜなら大事なことはそこにある梯子を見つけて登ることだからだ。だからどこが目標かを先に見定めたほうがいい。」つまり考えと行動の次元が異なっているのだから、どれだけ努力をしてもしょうがない場合がある。もちろん大まかに目標値を定めれば後は前進あるのみだ。この場合でいうと、梯子の長さがどれだけあるか分からないし、2階にたどり着いたら、またはるか遠方に目標地点があることを発見するのかも知れない。でも、そしたら走ればいい。同じ次元にいたら後は努力した者が勝つ。

最近はこの例えを、とあるiPhoneのゲームを用いて説明するようにしていたのだが、実はこの説明、我ながら分かりやすい。で、先日アップルストアに行った時に、これを証明する「生きた証拠」があったので、思わず自分の子供が遊んでいたiPhoneを拝借して写真と動画を撮った次第。

ではお題です。

下記はNBA Liveというバスケットボールのゲームです。普通の画面でプレイするには左側に現れるサークルに左手の親指を置いて方向を定め、後は右にある二つのボタンを押してパスとかシュートを決めます。ここまでは、過去にバスケットボールのゲームをしたことがある人なら簡単に分かることです。なので、よしよし、と思ってプレイし始めます。ここまではあまりヘルプなんか見ないですよね、分かりやすいゲームだと思いますから。

NBA Live (EA)の操作画面スクリーンショット

NBA Live (EA)の操作画面スクリーンショット

ところが、です。多くの人はこの後とんでもなく大きな壁にぶちあたります。それがフリースローです。ファウルとかした時にシュートの体制から始まるやつありますよね、あれです。実はこれ、ちょっとした発想の転換が必要で、分からない人は多分「100時間」費やしても分からないです。というか諦めるしかないでしょう。実際にこのお店にあったiPhoneもその状態で止まってたんです。だからそれを見た私は、「ははぁ」と合点がいった訳です。その人もきっと、この「発想の壁」を乗り越えられなかったんだろう、と。(わかってる人はただニヤニヤしながら続きを読んでください 笑)

これがフリースロー前の画面です。画面を見てください、これまであったボタンが消えてしまっています。シューターが立ってて、ボールを持っているだけです。フリースローを放つにはまず構えなければなりませんが、どこにもボタンがないので、どうやっていいのかさっぱり分からないはずです。実は私もこれにこないだはまりまして、東京に向かう飛行機の中でやたらもがきました。(実は私はかろうじてヘルプを見ずに答えが分かったんで、何とか自分で威信を保ちました 笑)

BEFORE

BEFORE

でも、とあることをすればちゃんと構えます。(ゲームなんで当たり前ですが)

AFTER

AFTER

ここで考えてください。じゃー一体どうしたらいいのかと。ここでピンと来る人も多いはず、ですがきっと分からない人には全くわからず途中で投げ出してしまうでしょう。これが現在起こっている電子出版やソーシャルメディアを巻き込もうとしているインターネットを取り巻く環境変化の例だと考えてください。

もし全く分からなければ、成功する選択肢は三つしかありません。

1.誰かに聞く (か、分かる誰かにやらせる)
2.マニュアルを読む
3.諦める

これだけです。つまり、自分でまったく分からなければ分かっている人か分かりそうな人にお願いして試してもらうしかありません。そして、過去の体験から正解のカギをもっている人はヘルプを見なくても正解にたどり着く可能性があります。(そういう人はオッケーです。というかこういう人が一番柔軟性がある人だと思います)あるいはただヘルプ読め!って言ってくれる人もいるかも知れませんが。。。この人も言っていることは正しい。何故ならそこには答えがあるから。でも実際の人生やビジネスにはそんなマニュアルそうそう転がってないですからね、言っときますが。

相当えらそうですいません。でもショックを与えるにはきつい表現のほうがいいですね。

ではもったいぶりましたが、回答です。下記の動画をご覧ください。 答えを見る

もちろんすでに日本でも大ニュースになっているかと思うが、アップルが発売延期を表明したようだ。

報道発表
Appleは本日、以下の声明を発表いたしました。

Appleは、iPad™を発売後最初の一週間で50万台以上出荷いたしましたが、予想をはるかに超える需要があり、より多くのお客様がiPadを実際に手に取って見られる中、今後数週間にわたって私どもの供給を超える需要があるものと思われます。また、iPad 3Gモデルにつきましても、4月末の納期分に対し数多くのご予約をいただいております。

このような驚くべき米国内での強い需要に直面し、iPadの米国外での発売時期を1ヶ月延長して5月末とするという困難な決断をいたしました。5月10日 (月) に、米国外での販売価格を発表し、オンラインでの予約受け付けを開始いたします。iPadの発売を待ち望まれていた米国外の多くのお客様には、このニュースに失望されることと思いますが、iPadがかくも米国で大成功を収めているという発売延期の理由を聞いてご了解いただけることを希望いたします。

メッセージから読み取れる内容としては、例えば

1.アップルはアメリカ市場を最優先
2.じらしながらも、5月10日をアピールすることで購買衝動を煽る。
3.本当に国内キャリア決まってるの?(というかもともと4月末に3G版もあわせて一斉に発売って可能だったのか??)
4.海外では売れていることを念入りにアピール
5.本当に出るのか?と不安に思い始めた人々からの問い合わせに対して、時期を明確にさせることでむしろ安心感を与える → レビューチェック→欲しくなる人が増える
6.その他の裏事情はないか?(例えば大手出版社と交渉してたりとか、アドビの件みたいに水面下で激しいやりとりがあったりしてるのでは)

ということか。しかしアップルは転んでもただでは起きない、というか、マーケティングとPRが抜群だとつくづく感心させられる。

これにより、またも肩透かしをくらってしまう人たちが多いわけで、その間例えばすでにiPadを手に入れて研究していたりする人たちとの間に差が出始める。どうせ3週間違いだし、日本で待ってても大して変わらん、と思った(一般人はともかく)関連業界人はここでも泣きを見るわけである。(恐らく先日値崩れしてたヤフオクなんかのiPadの値段も戻ってることだろう) このように、土俵を完全にアップルやアマゾンに牛耳られたプラットフォームではサードパーティ側の意向はほとんど反映されず、振り回されるだけに過ぎない。(力が無いから仕方ないのだが)

まずはこれをご覧いただきたい。近未来、というかすでに始まっている新しい電子書籍のカタチである。
制作したのはAtomic Antelopeという会社らしい。

くだらない利権擁護論争や談合を繰り広げている間に、クリエイターたちはどんどん与えられたチャンスを徹底的に研究して面白いものをつくりだしている。
目を向ける方向を見誤ってはならない。せっかく守った既得権益も、気づいた時には誰にも見向きされないものになっているかも知れないのだ。そして、このような機会を日本の消費者から奪うなんてことは、間違っても考えてはいけない。

そして、もっと言うと本質的にはこういうものだけでなく、本当の意味での「活字」文化が復活していかなければならない。ゲームの業界に例えると、こういうコンテンツは「カジュアルゲーム」の部類に入り、それとは違う「シリアスゲーム」というものが存在する。電子書籍でも同様に、こういったコンテンツがメディアの注目を集め、ユーザーの裾野を拡大していくが、同時にKindleがフォーカスしているような「シリアス」な活字コンテンツ(文学とか新聞とか)が同様に充実してきてこそ初めて電子出版という市場が万人向けの業界に近づいていくのである。

最近電子出版の未来についてディスカッションをすることが多く、もはや「戦友」の感があるPOPJNEOの市村氏の指摘で私もハッとさせられたが、俗にいう「活字離れ」という表現には無理があって、実際にはネットの普及により若者はむしろ「活字」には以前よりもつながりを深めているのではないか、と。ケータイメール、ブログ、ツイッター、ゲーム、マンガ、etc とどちらかというと活字情報漬け、という感すらある。もちろん活字離れという時の「活字」は違う質の活字表現を意味しているのだろうが、こういう「大本営」的な表現は受け取る側が真っ二つに分かれる場合があるのでよくよく注意していこうと考えさせられた。

ちなみにウィキによると活字離れの定義はこうだ(現時点)

活字離れ(かつじばなれ)とは、識字率が高い国や地域において、”文字媒体”の利用率が低下することをいう。

国語力が低下したり、読書や新聞から若年層がどんどん離れていく、というのは定義上は「活字離れ」を主張する根拠にはならない。では、どちらが問題か、それはお察しの通りである。これは「開国論」を書きながら気づいた本質的な日本社会が抱える大きな課題の一つだった。

出版業界はいったい何をやろうとしているのか、で始まる同コラムをCNETで読んだ。
ちょうど佐々木氏の話題の新作「電子書籍の衝撃」が明日発売される。筆者も一足先にPCとiPhoneで数度読ませて頂いた。
今週はその他にも同氏の次世代ウェブ グーグルの次のモデル (光文社新書)を読ませてもらったので、頭の中には佐々木節がうずまいている(笑)佐々木氏がまさしく次世代のソーシャルメディアを引っ張っていく、オピニオンリーダーの一人であることは何冊か彼の著作を読めばすぐに分かることだ。情報は幅広く、切れ味が鋭い。当人が同調されるかどうかは分からないが、筆者のテンションと佐々木氏の論調は非常に似通ったものがあると自分で思っている。現在ほぼ脱稿しつつある執筆中の著作には先日「電子ブック開国論」と名づけたので、まさしく表題のエントリーにシンクロしている。

曰く、

iPadの発売を目前に控えて空前の電子書籍騒動が巻き起こっている。iPad や Kindle など海外の使いやすそうな電子書籍サービスがいよいよ日本に本格参入してきそうな雲行きの中で、ここに来てにわかに「日本産の電子書籍プラットフォームを作ろう!」などという声が出版業界や霞ヶ関あたりから聞こえてきている。

そうだ。日本の出版界はここに来て、ハチの巣をつついたような大騒ぎになっているようにしか見えない。何も今に始まったことじゃないのに!
筆者が電子出版事業を見つけて「金脈だ!」と騒いでいた昨年の春頃、日本では電子出版なんて流行らない、という意見が多かった、というかそれしかなかった。会う人会う人にそのすばらしい可能性と、これをもって日本のクリエイターが海外に進出するチャンスが増大することを説いた時、新しもの好きな私を知るごく身近な人でさえ、その多くは電子出版が日本の出版市場に影響を与えることなど考えてもいなかったのだ。(稀に例外がいて励ましてくれたので事業を続けることができたので感謝している)

しかし、残念ながら佐々木氏が言うように、時すでに遅し、である。決して希望がまったく無いとは言わないが、しかし、今回も残念ながら付け焼刃で勝てるような相手じゃないことは事実だ。失礼な言い方だが、今の日本の出版界は黒船が波打ち際まで迫っているのに、浜辺でバタバタ騒いでいるようにしか見えない。戦に例えていうならば、本来ならば、遠距離砲の何発かでもうって威嚇しておくとか、空中戦をしかけておくとかして相手の様子を伺ったりしておくステージが遅くとも昨年までに繰り広げられて然るべきだった。
「こんなはずじゃなかった」とは言わせない。今年のCESに来なかった人の多くは去年のCESが面白くなかったからとか、不況で経費削減があったから、とかいう理由なのではないかと察する。しかし、それは電子出版においては全く正反対の戦略だった、何故ならきっちり時代の流れを読んでいたら今年が電子ブックリーダー元年になり、今年のCESに電子ブックリーダーが大挙して現れるのは明らかだったからだ。筆者はCES2009には行かず、その前年に行ったと思うが、その時は「電子フォトフレーム1/」があるだろうと思って視察しにいったように記憶している。そしたらビンゴ!大手ブースで景品として配られるくらいそれだらけだった。このように、日本はいまだに海外に全く正しいマーケティングの視線を向けられていない。それどころか、未だに「開国か鎖国か」を続けている。もう150年も経つというのに。。。

氏の挑発的な見出しは続く
既得権益防衛に走る高齢高所得出版社員たち

野間副社長は「出版社が中抜きされる」とさかんに記者会見で発言したらしい。たしかにiPadやKindleのような書籍の直接流通を可能にするプラットフォームが現れてくれば、従来のような出版社ビジネスは変容を迫られる可能性は高い。

しかしだからといって、その「中抜き」を防ぐために業界団体を作って既得権益防衛に走るというのは、本当に正しいのか。そもそも従来の出版社ビジネスが中抜きされたからと言って、それによって困るのは出版社の高齢社員だけだ。読者は喜ばないし、著者も喜ばない。いや出版社だって、若手社員は「もう逃げ切れないから、今後の大波を覚悟して頑張ろう」と思っている人が圧倒的に増えている。結局、中抜きを短期的にでも回避できたらハッピーなのは、あと10 年ぐらいで定年退職すれば逃げ切れると思っている高給の高齢社員だけなのである。こんな人たちにつきあわされる若手出版社員こそいい迷惑というものだろう。

歯に衣着せぬ、とはこのことだろう(笑) しかし、これも実際に筆者が前回日本に出張に行った際に聞いたままのことである。いやいや、そんなことで日本の未来を台無しにしてもらったら困ります。

次の二つの見出しも、完全に同意できる。
プラットフォーム戦争に敗走している日本
AppleやAmazonを排除するな、堂々と戦え

そして、最後から二つ目の段落にある下記の文章がまさしく電子出版からソーシャルメディアへとつながる一連の社会変革にとって一番大事なことだ。。。  続く

筆の進みはすこぶる良く、当初予定としていた4月21日を大幅に早める形で仕上げることができそうである。もちろん編集にはその道のプロに一ヶ月ほどかけて作業をしてもらう予定になっているので、実際の出版時期が予定の7月からどれくらい早まるかは分からない。が、電子版は早めにリリースすることができるように、今回一つ変わった仕掛けを思いついた。早速、最近ちょくちょくお世話になっており、これを推進するのに協力が不可欠な会社の社長さんにメールをした。後は結果を待つのみである。

さて、同書の中で一つの命題を思いついたので、まずはそれをブログでも取り上げてみたいと思った。チンケな話題づくりと言われるかも知れないが、それでもいい。(実際その通りだし)今回の著作は筆者としても(本としては)処女作となる、いわば本当のいちから(一から)スタートであるから、このブログのタイトルどおりの強い「意志の力」がないと何も進められない。最後に頼りになるのは自分自身でしかないと言い聞かせるつもりで毎日を戦っている。

ではお題に入ります。

前提条件
巷では電子出版の売り上げが驚異的に伸びていることが話題になっていますが、もともとの規模が小さかった電子出版という成長産業の規模が最初はすごい勢いで伸張していくのはある意味当然と言えます。

ではここで問いかけです

命題
「低迷している出版市場ではあるが、本来店頭に行ってお金を出せば老若男女問わず誰でも購入することのできた書籍ですら、まったく儲からなくなっているという時代に、電子ブックリーダーという専用端末などを使えないと、閲覧も購入もできないような電子書籍がどうやって市場を拡大していくことができると思いますか?」

つまり電子という制約条件の重石(マーケティング用語でいうところのマーケットキャップ)をつけられた電子書籍市場が既存の出版市場よりも大きくなる可能性があるとどうやって証明できるのか、ということです。

もちろん答えはいくつかあると思いますが、これについての筆者の独自的見解を同書の中でご説明したいと思います。今まで考えてもなかった方はぜひこの機会に考えてみてください。電子出版を考える上で最も重要な問題の一つだと思います。
コメントも受け付けます。ツイッターでも構いません。(ZEN ENGLISHやってるくらいなんで、禅問答大好きでして 笑)

Macrumors.comは4月10日付けのエントリー<Apple Removes ‘Rate on Delete’ for Apps in iPhone 4>でiPhone App のアプリ評価について大きな変更があったことを伝えた。

従来のアプリ評価画面の例(アプリを削除した時に表示されるもの)

従来のアプリ評価画面の例(アプリを削除した時に表示されるもの)

短いので全文引用

Developers will be pleased to learn that Apple has removed a controversial “Rate on Delete” feature from iPhone 4. Starting in iPhone 2.2, when a user deleted an App from their iPhone, the operating system would ask the user to rate a App using the 1-5 star rating system in the App Store. The move was presumably meant to increase rating participation in the App Store.

However, many developers were unhappy with the system as they felt it skewed the ratings downwards. The system increased the number of ratings from customers who were likely unhappy with an app, while those who kept an app on their iPhone would never be prompted for a rating.

(概訳)
同システムはiPhone2.2 OSからスタートしたもので、アプリを削除する際にユーザーに対して毎回評価を促していたものである。これについてはアプリの評価数を増やすという名目があったものの、削除しているということは気に入らなかった可能性が高いわけで、相対的に低めの評価をつけられることが多かったことがアプリ・デベロッパーの間では議論になっていた。次のOS iPhone 4 からはもう削除時にこのような評価を求められることがなくなる。

これは良い選択だと思う。筆者も現在執筆中の「電子ブック(出版)開国論」(ブックがいいか出版がいいか考え中)の中でこの評価システムについてはふれるつもりだった。現在iPhone のAppは一時の任天堂DSのソフト群よりもはるかに多い数が市場に溢れており、競合ソフトに対して評価をわざと下げるように低い星をつけるような行為が蔓延しているようだ。これに伴いアプリアップデートの際のリリース・ノートに「競合がわざと低い評価を不当につけて妨害している云々」という書き込みが多く、辟易している消費者も多いと思う。

それにしても大体ミシュランじゃあるまいし五つ星の評価があれだけ前面に打ち出されているのは、再検討したほうがいいと思う。特にiPhone上では詳細なコメントなどを見ずに星数で判断する人が多いと思うのだが、例えば競合が最初に一つ星をいくつか入れてしまったらその平均値を後で上げるのは至難の技になってしまう。特に多くのソフトはLite版を無料で出す形でサンプルトライさせている訳だから、競合が仲間とグルになって操作をしようと思えばお金もかけずにいともたやすくできてしまうのだから。(USのアマゾンの評価はこれとは多少異なるが、逆にPCで見られることが多いためか長すぎるレビューがあって中には中身を暴露、いわゆるネタバレに近いレビューが多いことが目につく。中にはレビューの応報でコメント欄が炎上状態になっているものも。後買ったり読んだりしていない人でもレビューが書けてしまうというのも問題)

iPad は画面が大きいので、星数だけで判断する人の数は減るだろうか。レビューサイトや雑誌も多くあるが、それはそれで面倒だし。。。電子出版にも共通する課題である。

少し遅くなったので、ひとしきり話題になったであろう本日のiPhone OS4の発表イベント。
ついにマルチタスクが解禁になったと思いきや、それどころか怒涛のように溢れる新機能群。

今日はイベントをリアルタイムでチェックできなかったので、エンガジェットのまとめを紹介。


アップル iPhone OS 4.0 発表、100以上の新機能を搭載

100以上とは何ともすごい。その内目玉機能は下記の7つだそうだ。

* サードパーティ・マルチタスク対応!
* フォルダ:ドラッグ&ドロップで複数アプリを収納できる。アプリの180本制限が2160本まで一気に緩和。
* メール強化:複数アカウントの統合インボックス、スレッド表示、添付ファイルのアプリ連携など。
* iBooks:iBookstoreの利用、「ここまで読んだ」同期、iPadで購入した本の共有、プーさん同梱。
* エンタープライズ強化:データ保護機能強化、SSL VPNサポートなど。
* Game Center(!):友人の招待、マッチメイキング、ソーシャルゲームネットワーク、実績など。
* アプリ内広告 iAd

個人的にはやはりiBooksがiPhoneにも公開されたところに注目している。

それ以外の機能には下記のようなものがあるらしい

そのほかのユーザ向け機能は:

* Bluetoothキーボード対応(iPad同様)
* スペルチェッカー(iPad同様)
* カメラの5倍デジタルズーム
* 動画撮影時のタップフォーカス
* プレイリスト作成
* ホーム画面の壁紙変更
* アプリのプレゼント
* ジオタギング対応

開発者向けには:

* 1500の新API
* カメラ、カレンダー、フォトライブラリ、クイックルックなどに開発者がアクセス可能
* マルチタスク用API

そんでもってデモ動画のご紹介

ちょっと手ブレしてて見にくいが、確かにマルチタスクしてます。(でもなんでわざわざ機内モードなんだろうか)
最後のほうが結構面白い動きしてますが、なんかちょっと初心者にはややこしくなってしまったかも。

iPadのレビューは巷に溢れているが、ここまで多いとどれを読むのが正しいのかも分からなくなってくるかも知れない。実際には自分でもってみるしかないのだが、元インフォテリアUSA代表(そういえば以前「緑の」平野さんを友人の弁護士から紹介してもらったことがあったのを思い出した) の江島健太郎氏によってCNET JAPANに掲載された表記のiPad レビューは非常によく書かれていると思ったのでトラバでご紹介。

iPad初体験レビュー at CNET JAPAN

筆者が重要と思った点を下記に引用させて頂く。

やはり、ほんとうに大切なことは実際に自分の手で触ってみないとわからないもんだなぁと改めて感じました。

結論を先にまとめると、「新しい製品カテゴリを創造し定着させる力のある、革命的だが地に足の着いた素晴らしい製品である」と同時に「その革命性ゆえ、そのゴールにたどり着くまでにはまだ少し時間がかかるだろう」ということです。

以下具体的に、「期待以上に良いところ」「時間が解決するであろう課題」「時間がたっても解決しない可能性が高い課題」の3つに分けて挙げてみます。
期待以上に良いところ

* 画質(文句なしに美しい)
* 速度(何をやってもサクサク動く)
* バッテリー(ほんとに10時間持ちそう)
* 大画面+マルチタッチなので、複数人で一緒に操作できる
* 純正オプションのカバーで二種類の角度がつけられるのが秀逸
* 画面のローテーションを固定するハードウェアボタンがついている(ベッドで横になって使うのには必須)
* ソフトウェアキーボードが本格的な物書き以外には必要十分なレベルになっている

時間が解決するであろう課題

* カメラがない
* 指紋がベタベタつく
* iPhoneよりアプリを作るハードルが高い(制作コストが高くなる)
* 片手でもつにはやや重すぎる(ベッドで横になって使ってるとすぐに疲れる)
* ホームボタンが見つけにくい(誇張ではなくほんとに、いつも探してしまう)
* 今はタッチに依存しているカーソル移動・文字選択・コピペの操作をキーボードで完結したい
* マルチタスクがない(アプリケーションの「状態」がiPhoneよりも複雑なので、それを維持したい欲求は強い)
* Safariで複数窓を切り替えにくい(切り替えボタンは一番目立っていてよいはず、本質的にマルチタスクと同じ種類の欲求)

時間がたっても解決しない可能性が高い課題

* Flash非搭載
* Safariが標準に従ってない
* クラウドを活かせていない
* 母艦としてMacかPCが必要(単体で使えない)
* 16GB/32GB/64GBというラインアップがナンセンス
* App Storeの閉鎖性

上記の最初の課題群については筆者も大体同じ感想をもっている。話題のマルチタスクについては、今のところ筆者の使い方ではそれほど気にならないがそれはマルチタスクができない前提でしか使っていないからだろう。むしろ「ホームボタンが見つけにくい」というのが本当にその通りなのだ。

二つ目の課題群について。。。 続く

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