2 11月 2010
筆者が日本に帰国した2000年はちょうどダイヤルアップからフレッツISDNに移行し始めているところだった。そんな時どうしても気になる回線速度(今はほとんど気にする人がいないだろうが)のチェックや、ネットに関する情報収集で利用させてもらった記憶があるのがRBBTODAYだ。それからも先駆者としての地位を揺るぎ無いものとして、月間1500万以上のPVを得ているというからすごいと思う。

今回はそんなRBBTODAYにお声がけを頂いて当意力ブログの連載が始まったということをお伝えしたい。(日本時間の)11月1日より、主にブログワールドでのレポートを中心に掲載頂くことになっており、早速トップページに出ているのを確認させて頂いた。直接お声がけ頂いたのはツイッターだったが、やはりソーシャルメディアの力は大きなものであると実感している。最近は執筆依頼も舞い込むようになったし、ブログ連載の作品も、契約がまとまるものがでてきた。奢らず謙虚に引き続きできることをコツコツと続けていきたい。
22 10月 2010
先日のブログワールドエキスポ(BlogWorld Expo)ではメディアとしてではなく、私自身もソーシャルメディアブロガーとして非常に貴重なレッスンをいくつも学ぶことができた。
ソーシャルメディアの世界は「個」が情報を発信するところであり、競争する相手はマスメディアではなく、他のブロガーだったりインフルエンサーになる。しかし、まだまだソーシャルメディアの世界は飽和しているような状態ではないので、自分のニッチを見つけるのはそれほど難しくはないだろう。どちらかというとブロガー同士が共生しあって、お互いのサイトに読者を誘導したり励まし合ったりするような時期がしばらく続くことになると思う。
現在ソーシャルメディアの本を2冊執筆中なのだが、私自身も今後力を入れていきたいソーシャルメディアプロデューサーとしての新プロジェクトを考えてみた。
それがずばりサウスベイ・ラーメン村構想だ。日本にも会津や札幌などラーメンで有名な地域はあるが、筆者が住むトーランスという町にも日本人が多い関係でラーメン屋が乱立している。それ以外には寿司屋も、そして面白いことにマッサージ屋も増加している。サイトの立ち上げにはユニークなドメインを取得することがSEO的にも有効な手法であり、この点でちょうどいいドメインが空いてた、RAMENVILLAGE.com! (そのまま) ということで早速立ち上げた。
ソーシャルメディアを利用するには地域に根ざしたネタを探す必要があるので、この点である意味村おこし的な意味合いももつだろう。このサイトではいわゆるラーメンだけではなく、ベトナムのPhoとかハワイのサイミンとか、台湾ヌードルなどのヌードル・スープを全般に扱っていく予定。週末はラーメン食べて、お寿司食べて、ついでにマッサージまで受けられてしまう、このサウスベイという田舎町(失礼)をもっと近郊のアメリカ人によく理解してもらうためにもこのような試みが必要なのではないかと思った次第。
もちろんシステムはNingだ(バカの一つ覚えみたいだが、Ning専門家としては仕方ない だって簡単なんだもん 笑) ここまで数時間でできてしまうNingは素晴らしいと思う。
ということで、LA近郊の方も、昔住んでた方も、あるいはそうでない方も、興味のある方はぜひともご参加ください!
えっ、収益はどこから来るかって? プランはあるので、まずはアクセスを集められるかどうかをやってみて、それから考えるとする。(Ningは1ヶ月無料だから、初期投資はドメイン所得の1000円くらいだけだし)
20 10月 2010
後1時間でマックの次なるイベントがスタートする。

今回もアップル公式サイトでライブストリーミングするようだが、それ以外にも下記のサイトで確認できそうな気配。

Gizmodo ← 意力推薦!
Macrumors
CNet
Engadget
でも一番速いのはツイッターだろうなぁ。コチラでもちょこっとつぶやいてみますので、興味ある方はフォローを!
無事にライブ中継終わりました。やはり新OSの名称はライオン(Lion)で、来年の夏に発売予定とのこと。
(イベントの詳細はGizmodoのライブレポートが詳しいです)
今回のOne More Thingは新型MacBookAirでした。それも13インチと11.6インチの兄弟での登場です。
しかも価格は999ドルからと、これまで高価格だったAIRのイメージを払拭するような形に。


新型Airに感動する聴衆

この新型Airはすぐに発売ということで、公式サイトも変わったようです。
製品の紹介動画は下記にて。(画像をクリックしてください)
17 10月 2010
前回のレポートの続きになるが、ソニーは今回ベガスで開催された世界最大のソーシャルメディアコンファレンスであるブログワールド・エキスポ(BWE)にて、ブロガーたちの憩いの場となるニュー・メディア・ラウンジの単独スポンサーだった。
そこで、今回はソニーが新設したソーシャルメディア部門の担当者(Sukhjit Ghag)を直撃インタビューし、同社が進めているソーシャルメディアPRの内容について聞いてみた。

(W = インタビュアー、S=ソニー担当者)
<自己紹介>
W: 今回はこのようなすばらしいイベントをスポンサーしてくださって、ありがとうございます。日本人として日本の会社がこれくらい先進的にソーシャルメディアをサポートしているのを見るのは本当に嬉しいです。ではまず自己紹介をお願いします。
S: はい、スッチー・ガグ(Sukhjit Ghag)と言います。みんなからはスッチーと呼ばれてます。
W: スッチーって日本語だとCA(スチュワーデス)のことだけど、知ってましたか?(笑)
S: そうなんですか、知りませんでした。面白いですね。通りで日本人の同僚たちに紹介した時に変な顔してた訳だわ、というのは冗談だけど(笑)
W: 一度聞いてみたらいいですよ、ホントなんで。正式な役職はどういうものになりますか?
S: 正式な肩書きはソーシャルメディアエヴァンジェリストでSONYブログのメインブロガーも務めています。
W: あなたもブロガーなんですね。
S: ええ、でもどちらかというと、もともとはビデオブロガーの方なんですけどね。
W: カリ・ルイス(Cali Lewis)みたいなものですね。
S: そうですね、でも彼女のほうがもっともっと有名だけど(笑)
もともとはテレビ業界にいたので、映像の部門に関連がある仕事をしていたんです。
W: いつからソニーに参加したんですか?
S: 去年の9月に入りました、一年ちょっと経ちましたね。
W: 一連の組織改革で、サンディエゴに拠点が移った後なんですね。
S: そうです。
<ソーシャルメディア担当のお仕事>
W: 普段はどういう活動を?
S: ブログをする他に、ソーシャルメディアの管理をしています。フェイスブックやツイッター、Flickrなどのソーシャルツールをできるだけ網羅するようにしています。
W: ところで広告はその中に入るんですか?
S: いえ、広告は別の部署が管理しています。私たちの仕事は主にコミュニティ構築です。メッセージを伝えることなんですけど、コミュニティを構築してソニーと消費者の関係を構築して管理することです。
W: ソーシャルメディアに関する活動の中で、情報発信と(意見の)ヒアリングだとどちらの比重が重いと思いますか?
S: ケースバイケースですね。時期によります。例えば新製品が出たときなんかは、できるだけたくさん話していかないといけないし、その後は聞くほうに回ります。でもヒアリングというのはホントに大変な仕事なんです。私が10人いても足りないくらい。例えばツイッターをやってると、一日なんてあっという間に過ぎてしまいますよね。両方を一緒にやるのはかなり大変なことです。新製品発表なんかが続いたので、最近はどちらかというと話している時間のほうが多かったですね。
W: じゃーブロガーやツイッターユーザーの背景をチェックしたりなんかもしてるんですね。
S: そうですね、相手が誰かを見極めることは非常に重要なことです。それにかなり長い時間を費やすこともしばしばです。そうして、一人一人のファンとつながっていけると思っています。
そして、ソーシャルメディアをやる上で私がソニーに入る前に重要視したのは、その会社が消費者から愛されるようなブランドかどうかということでした。私の判断は間違ってなかったと思います。
W: エンゲージメントという言葉があちこちで取り沙汰されていますが、そういうことですね。
S: そうです。エンゲージメントは健全なコミュニティの構築のためにはとても重要なことです。
W: そういう意味では、このブログワールドみたいなイベントって貴重な機会ですよね。
S: そうですね、似たようなイベントではSouth by South Westがあります。そのイベントのインタラクティブな部門はこれに似た雰囲気がありますね。
W: その点で、ソニーの活動に敬意を表しますよ。
S: ありがとうございます。他の企業よりも頑張りたいと思っています。
<活動内容>
W: よく出張されるんですか?
S: しょっちゅうですね。先日もNYであったインターネットTVの発表会にいってきたところです。
W: さっきインターネットTVのデモを見せてもらって、それをビデオに撮ったところです。
S: そうなんですね、ぜひリンクを送ってください。楽しみにしています。日本語でもいいわ、日本人の同僚が多いですから(笑)
W: ソーシャルメディア・ブロガーに対するメッセージはありますか?
S: 私の本来の仕事はソニーUSAを宣伝するだけなんですが、ソニーのような世界規模の会社になると、世界中の消費者から質問が来るんです。コミュニティはシームレスにつながっているので、一人の担当分野を知らないうちにどんどん超えていくということはよくあることです。自分自身の職務分掌にこだわっているという時代ではなくなってきてるのを感じます。その分苦労も多いけど(笑)ソーシャルメディアが世界をつなげるという意味を少しずつですが、理解しているところです。
<ソニーの先進的なスポンサー活動>
W: ブログワールドとのつながりについて説明してください。
S: このようなイベントはすばらしいイベントですが、企業としてはその真価を評価するのがかなり難しいのも事実なんです。ですので、今回のようなスポンサーをするまでには、チームみんなで徹底的に検証する必要がありました。ソーシャルメディアチームには3人のスタッフがいて、みんなで良いものにしようと頑張りました。今は3人でやっています。私の担当はコミュニティ構築です。
W: このラウンジをサポートしようというのはスッチーのアイデアなんですか?とてもすばらしいアイデアだと思いますが。
S: ありがとう!私たちの考えでは、このラウンジこそが、情報を発信するインフルエンサーが集って、大事な作業をするところだと思います。ソニーがこの場所をサポートしていくことで、そんな人達の一人ずつと直接やり取りをすることは非常に重要なことだと確信しています。ですが、ソーシャルメディアにおいては、費用対効果(ROI)を説明するのはとても難しいことだというのが一般的な見解だと思うけど、そう思いませんか?
W: ホントにそうだと思います。よく話題になりますよね。でもとにかくやってみるしかないみたいなところからスタートするしかないというのが現実じゃないでしょうか。
S: そうですよね。でも、ある程度の効果を肌で感じることがこの現場ではできます。一つの指標はここ(ラウンジ)にいる人達がどういう状態にいるかを考えてみれば分かると思うんです。幸せにしてるか、とか、これまで以上に私たちの製品に興味をもってもらえているのか、とか。このイベントの前後で彼らの中で何かが変わったか、とかそういうことを我々が直接感じることはできると思います。
W: そうですね。ブースに群がっている人たちからも好感度が伺えます。
S: 例えば、私たちはデジタルカメラに自信をもっています。ブロギーも誇れる製品だと思いますし。実際に私も今持っているこのカメラをどこにも持ち歩いているので、ジュエリーみたいなもんですね(笑) 市場でもすごく評判がいいんですよ。
W: あとあのゲームのヘッドセットはかなり良いですね、もともとゲームとかハードの業界にいたんですが、あれはかなり良いものだと思います。
S: ありがとうございます。ゲームはあまり専門じゃないので、これから勉強しないと。製品が多くて、いろんな人からいろんなことを聞かれるので、普段から常に勉強しておかないといけません。でもソニーのような会社で働けていることにはとても感謝しているんです。
W: 実は私のビデオもソニー製品なんですよ、とても気に入ってます。
S: すばらしいわ。それはとてもいい製品ですからね。オートフォーカスがいいでしょ?
<ブロガーを公式サポートすることを発表!>
W: これからソーシャルメディアが伸びていくと、広告主とエンドユーザー、とりわけインフルエンサーが結びついていくという動きは活発化すると確信しています。
ソニーでもブロガーをサポートするとかいう試みをしてみてもいいと思うんですが、どうでしょう?
S: まったく同感です。いいポイントです。実はそういう方向に我々は着実に進んでいるんですよ。
私たちの製品を愛してくれている人たちをサポートしていくことについて、私たちはもっと積極的に活動していくことになると思います。それは、ロイヤリティ(ブランドに対する忠誠心)をお金で買うというようなことではなくて、すでにいる多くのファンを代表するインフルエンサーの方を支援していく動きというのは続けていきたいと考えています。実はこの点で、一つ最新情報をお伝えしたいと思います。
W: ブロガーとしてとても興味があります!
S: キンバリー・ブレイン(Kimberley Blaine) という女性がいて、GotoMomというサイトを運営しているビデオ・ブロガーです。彼女はソニーの長年のファンで、いつもソニー製品を使ってくれているんです。
彼女のほうからアプローチがあって、私たちと昔からやり取りをしていました。その間我々のデジタルイメージチームがずっと検討していたんですが、検討の結果として、彼女は人格もしっかりとしていて、読者もかなり多いし、理にかなっていると判断しました。そして正式なパートナーシップをすることが決まり、つい先週彼女の新しいプログラム(Mommy to MommyTV)を正式にスポンサーすることを発表したばかりなんです。
ソニー製品を愛用して貰えるお母さんたちを「ソニーママ(Sony Mom)」ってネーミングしたんだけども、彼女が実際に読者だったり友人でもある他のママたちにソニー製品の使い方なんかも説明するんですよ。よかったら彼女を紹介しますよ。とてもすばらしい女性なの!
W: ありがとうございます。間違いなくフォローします(笑) 今日はどうもありがとうございます。これからの活躍を期待しています。
S: ありがとう。読者の皆さんによろしく。私もチェックするからリンク送ってくださいね!
(終)
今回の担当はソニーの公式ブロガーだけあって、ブロガーの気持ちを理解してくれている姿勢がよく伝わってきた。彼女自身もなかなか有名な人物のようで、ブログ記事についてはソニー公式ブログ、そして彼女自身のビデオブログはコチラでチェックできる。
別の視点で考えると、どちらかというとまだまだブロガーに対する認知度も評価も低い日系企業にあって、ソニーのような日本を代表する企業が、スッチーのようなビデオブロガーを、ソーシャルメディア担当として採用しているというのはすごいことだ。私自身にとっても、ソーシャルメディアに対するソニーの本気具合が伺えた、非常に有益なインタビューだった。
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17 10月 2010
レポートも大詰めを迎えて、いよいよ最終日。ちなみに金曜日の夜にはAriaという最近できた立派なホテルの地下にあるHazeというナイトクラブでBlogWorldのレセプションパーティが開催されたが、これがまた素晴らしかった。イベントには若い男性ギークだけでなく、女性がかなり多かった(というか半数以上女性だった)ということも華を添える一因となっている。
さて、今回のエントリーでは、先日のインターネットTVのデモ動画でも協力頂いたソニーについてである。まずはラウンジ内の風景と新型のゲーム用ヘッドセットについてお伝えしたい。続編のエントリーでは、ソニーのソーシャルメディア担当者とのインタビューを通して、ソニーが積極的にソーシャルメディアを活用している事例を説明したい。日本の企業が世界最大のソーシャルメディアイベントであるブログワールド(BlogWorld Expo)をサポートしているというのは何とも素晴らしいことだ。(ちなみに日系企業のスポンサーはソニーのみである) ふとこれまでにもソニーに関連したエントリーが多くあったことを思い出した、CESやE3は大手家電メーカーだから当然としても、TEDxTOKYOでも会っている。つまり、ソニーは流行に敏感だということか!? (NINTENDOのレポートはあまりしていないからGANAじゃなくてGASAに変えようかな 笑)
フォードやコダックといった大会社がソーシャルメディアをサポートしている背景にはもちろん、壮大な「インフルエンサー争奪合戦」が繰り広げられているということがある。簡単に想像できる通り、インフルエンサーとしてのブロガーをスポンサーしようとした場合に、同じカテゴリの競合企業からスポンサーを受け付けるということはできないだろうから、必然とクラウト(Klout)スコアが高いようなハイレベルなインフルエンサーにはラブコールが殺到することになるだろう。もちろん、スポンサードを受ける側のブロガー(あるいはその他のインフルエンサー)も自分が好きじゃないブランドのスポンサーは受け付けないだろうが、それでも早めにアプローチするに越したことはない。後ほどのインタビューでも明らかにしていくが、既に米国の大企業の中にはブロガーをスポンサーする動きが活発になっており、今回ブログラウンジであるNew Media Loungeの単独スポンサーとなったソニーも最近初めて某ママさんブロガーをスポンサーしたらしい。
ちなみにラウンジはこんな感じでした。電源が供給され、みんなすぐにブログを更新したりツイートしたり。意力ブログはプレスでしたが、ブログワールドではプレスも一般ブロガーも関係なくこのラウンジを使うことができたので、皆とても感謝していました。

まずはメインカウンターの様子

なんか紙コップをつかったちょっとしたショーをやっていたみたいなんですが、よくわかりませんでした。ゲームかな。

次にグーグルTV


コントローラー

もちやすさはPSPゆずり(GOじゃない 笑)

グリップがいい感じ。ボタンも押しやすい。


デジカメブース

会場ではブロガー用にブロギー(ハンディカム)の貸し出しも行われていた。

新型のゲーム用ヘッドセットDR-GA500の展示があった。(この製品のレビューは4Gamerに詳しい) 単体だと100ドル切るというのはかなりのお買い得だ。筆者も試着してみたが、とんでもなくコンフォートな代物だった。長期間の利用でもまったく苦にならないソフトな装着感なので、飛行機の移動中にでも使いたくなったくらい。

会場にはFPSゲームを試遊できるVAIOが置いてあり、ゲームを体験できた。残念ながらUSBのみだったので7.1chは体験できず。

意力試遊図

イヤーバズの感じ、ソフトです。

カラフルなVAIOも展示。SAMSUNGに負けてられない!?

意力は世界で頑張る日本企業を応援します!そして、ソーシャルメディアを盛り上げてくれる企業スポンサーに感謝します!!
(PR 意力ブログのスポンサードのご要望はぜひともコチラよりどうぞ! PR)
ソニーのソーシャルメディア戦略とは? 次のエントリーではソーシャルメディアチームの担当者とのインタビューを掲載予定

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16 10月 2010
韓国にはプロゲーマーがいるように、アメリカにはプロブロガーがいる。

今回のブログワールドにはマネタイズ・トラックという、ブログを通して収益を挙げることを話題にしたセクションがあり、その中の一つがMonetization Super Panelという2時間ぶっ通しのセクションだった。セッションの最後には観客の中からコンサルを受けたい人を選んで、大画面にかれらのブログを映しながらパネリストの意見をもらうカウンセリングセッションまで準備されるという熱の入りようだ。

パネリスト: Jim Kukral (司会), Anita Campbell, Darren Rowse, John Chow, Jeremy Shoemaker
このセッションのスピーカーはブログで大きな収入を得ている強者プロブロガーばかりで、中には170万ドル(1.5億円)を稼ぎ出すツワモノも!
その中で唯一アジア系のジョン・チャウ氏の存在は際立っていた。ブログサイトを立ち上げてわずか4ヶ月で目標としていた「2時間のブログ執筆で月に3000ドルを稼ぐ」という目標を達成した彼の極意とは!? この長セッションの前にも一つこなしていて、疲れ気味だったジョン・チャウ氏を意力ブロガーが突撃インタビュー!
簡単なインタビュアーの自己紹介の後、早速確信に迫った。
(W=インタビュアー、C=ジョン・チャウ氏)
ジョンは7歳の時にカナダのバンクーバーに移住した中国人である、そんな彼が北米を代表するプロブロガーになったという点は大変興味深い。
<著作について>
W: サインありがとう。とても興味深い本だと思う。LAに帰ったら早速読むよ。この本は日本語にも翻訳される予定はある?
C: どうだろうね、出版社が全部権利をもってるんで、彼らに任せる。いい案があったら教えてくれよ。(笑)
W: じゃーインタビューを始めます、まずは自己紹介から。
C: OK、ジョン・チャウです。JohnChow.comのメイン・ブロガーで、テクノロジー系パブリッシャーに対して広告ソリューションのコンサルをするTTZ Mediaの創設者でCEOをしています。でも一般的にはブロガーとして知られています。また本を何冊か出していて、紙の本はコレ一冊で、他のは電子版としてサイトで無料配布しています。
W: 電子ブックのコンテンツはどういうもの?
C: 全部同じで、どうやってブログでお金を儲けるか、っていうことを書いてるんだ。無料なのは、メールアドレスを獲得する手法の一つでもある。
<ブログのきっかけ>
W: どうしてブログの世界に入るようになったんですか?
C: 当時はハードウェアを扱う技術系のレビューサイトを本業で運営していて、それなりに儲けていたんだけども、そっちのサイトでは書けないようなことをブログに書きたくなって。当時ブログは人気だったから。技術サイトのほうでは、テクのこと以外は書けなかったからね。それでまずインターネットがブームになった1998年にJohnChow.comのドメインを取ったけど、まったく使ってなかった。で、2005年の12月にそれをブログサイトに使うことを思いついたんだ。
W: なるほど。ブログはどういうツールを使って?
C: ワードプレスだよ。最初からずっとワードプレス、ファンなんだ。一番自分に向いてると思ってる(笑) とにかくブログでいろんなことを書いて実験してた、何ができるかと思って。ドメイン取得以外にほとんどコストはかからなかったんだ。
W: 最初のほうはどういうトピックを書くことが多かったの?
C: お金の話とか、車とか家族の話みたいなプライベートなこととか書いてたんだけど、そのうちもう一つのサイトをどういう風に成功させたかという体験談を書いてたんだ。当時は僕がやってたもう一つの技術系のレビューサイトはすでにそれなりに収益をあげていたから、ブログが大きくなって読者からの質問に答えている間に自然とトピックはブログを通じてお金儲けをする方法にシフトしていった。そういう風に収益につながった。。。 (全米を代表するプロブロガーが明かす収益化のコツは コチラ
15 10月 2010
今週ラスベガスのマンダレイベイホテルで開催されている世界最大のソーシャルメディア・コンファレンスであるBlogWorld。
参加者は4000人超、スピーカーは300人というすごい盛況ぶりである。(前年比で50%だそうだ)
ここに来て感心するのはこのイベントを大手企業が積極的にサポートしているということだ。GOLDスポンサーにはFORDとKODAK、そして会場となったMANDALAY BAY、彼らは噂によると数十万ドル単位の協賛金を出しているとのこと。SILVERスポンサーにはSOUTHWEST航空やペプシ、YouTube、COORS、そしてブロガーが情報を発信する拠点となるNew Media LoungeはSONYによって提供されている。
何人ものトップインフルエンサーと話したが、みんなソーシャルメディアが成熟する条件として社会の認知度と大手企業の理解と協力が必要だと述べている。
FORDのような大企業がマスメディアではなく、ソーシャルメディアをサポートしているという点で、このソーシャルメディアの盛り上がりを看過できる状況ではないと判断しているということが伺える。 ソーシャルメディアはマスメディアの対極にあるため、既存大手勢力(マスメディアや広告代理店)は積極的にこの動きをサポートすることはないだろう。これは電子出版で大手出版社や取次、そして印刷会社が見せた動きと同じことだ。しかし、ブロックバスタービデオやタワーレコードが電子化の波の前にあっけなく倒産したように、時代の流れには誰も逆らえない。業界シェア一位であってもそれは同じことなのだ。この点で、競合がソーシャルメディアの波に乗る前に速くインフルエンサーをつかまえたいと願うのは、ソーシャルメディアを理解していれば当然のことである。思うに、今回この壮大で意義深いイベントが日本で黙殺されようとしている(少なくとも筆者にはそう感じられる)背景には、相変わらず大手依存、広告依存の体質があるのではないか。
しかし、ほっておいてもやってくる時代の流れを止めようとするのは無謀なことであり、「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という孫子の兵法を思い出して、日本のインフルエンサー諸氏には正確な分析を期待したい。インフルエンサーとしての指標を表すKloutスコアのトップレベルがこれだけ集まっている場に、日本の広告代理店やシンクタンク、コンサルタントと言われる人が誰も来ていないということは、少なくとも彼らはアメリカのソーシャルメディアの現状を何も理解していないということだ。時代の流れをつくるのはあくまでも一般ユーザーであり、草の根ブロガーである。大事な存在である彼らに、そういう知ったかぶりの人間の言うことに耳を傾けてもらいたくはないという切実な思いで、この孤高のレポートを続けている。(正直、反響のなさにいたく失望している状態である)
以前にも述べたが、日本でのソーシャルメディアの勃興にはいくつもの大きな大きな壁がある。電子出版の波は結局日本を襲ったものの、体制の反対にあって中途半端な形でしか成熟していない。ソーシャルメディアには反対勢力として大手メディアや広告代理店というとんでもないツワモノがいるだけに、電子出版よりもはるかに大きな抵抗力が働く、というか働いている。(もちろんどこかで趨勢が変われば、一気に乗り込んでくるのだと思うが)
下記は今回メディアのインタビューに応じているキーノート・スピーカーのリストである。所属と役職を見るだけで、大手企業がどれだけこのイベントとソーシャルメディアブロガーを中心とするこの新しい情報発信時代に備えようとしているのかがよくわかる。
Rob Barnett — Founder&CEO、My Damn Channel
Rohit Bhargava — SVP Digital Strategy & Marketing, Oglivy 360 Digital Influence
Bonin Bough — Director of Social Media, Pepsi Co.
Susan Bratton — Co-Founder & CEO, Personal Life Media
Brian Clark — CEO, Copyblogger
Adam Carolla — Founder, ACE Broadcasting
Frank Eliason — VP – Social Media, Citibank
Jeffrey Hayzlett — Author of “The Mirror Test”
Hugh Hewitt — The Hug Hewitt Show
Penn Jillette — Penn & Teller, Penn Point Broadcast
Cali Lewis — Host, GeekBeat TV
Jim Louderback — CEO, Revision 3
Dermot McCormack — EVP – Digital Media, MTV Networks
Marc Monseau — Director of Social Media, Johnson & Johnson
Scott Monty — Global Digital & Multimedia Communications Manager, Ford Motor Company
Darren Rowse — CEO, Problogger
Sonia Simone — Senior Editor, Copyblogger
Brian Solis — Principal, FutureWorks
Scott Stratten — President, UnMarketing
Doug Ulman — President & CEO, Livestrong
CitiBankやJ&JにはどうやらSocial Mediaという部門があるみたいだ。PRやマーケティングの部門が進化してきているのを伺える。
パネルセッションのいくつかでも話題にのぼったし、会場にきているパリっとした華やかなキャリアウーマン風の女性を見ても、会社の花形的な存在のPRの部門の担当者がソーシャルメディアを管轄しているのがよくわかる。昨夜は最近新しくできたラスベガスのAriaというホテルの地下にあるHazeというクラブで、盛大なレセプションイベントが開催され、参加者全員が招待されてすごい賑わいを見せた。筆者がこれまで参加してきたITやゲーム業界のコンファレンスでは考えられないよな盛り上がりだったのも、こういう理由で合点がいく。
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BlogWorld Expo2010 レポート0 ~Luxor Social Rewards ローンチ
BlogWorld Expoの先進的なコンファレンス・
15 10月 2010
(GeekBeat.TVのiPhone Appまで作っているCali Lewisへのインタビューの続き) 前編はコチラ
W: このBlogWorldのイベントを大手がスポンサーしてるっていうことも、ソーシャルメディアの拡大についてのゆるぎない証拠だと言えますよね。
C: その通り!これまで大企業というのは本当に難しい部分が多かったけど、彼らもソーシャルメディアの動きを否定しきれなくなってきているということ。特にFordみたいなアメリカを代表する企業がスポンサー(*FordはKODAK、MANDALAY BAYと並んでGOLDスポンサーである)をしてくれるということは本当に大きな変革が起こっていることだと思う。もちろん彼ら、つまり意思決定権を持っている人たちのことなんだけど、そういう人たちを啓蒙していくことは時にすごく難しい場合が多い。そういうコンサルティングもしているから、よく分かるわ。でもやっていくしかないと思う。
W: パネルディスカッションの中にも「頭のカタい上司に、どうやってソーシャルメディアの意義を説明するか」みたいなセッションがありますね。
C: そうそう。上司を直接説得することもあるし、部下に方法を教えていくことも重要なことだと思う。
W: これからの1~2年間を見たときにソーシャルメディアのどういう部分が大きく成長していきそうだと考えますか?
C: どういう部分って?
W: どういう切り口でもいいんだけど、例えば技術とか、分野とか、プラットフォームとか。。。
C: 最初に思い浮かぶのはロケーション(位置情報)ベースのビジネスだと思うわ。急速に伸びている分野だと思うし、FoursquareとかGowallaとか、知ってると思うけど、どんどん大きくなっていくんじゃないかしら。
W: なるほど。例えば、ここにいるブロガーの多くが自分のサイトやブログを使って何とかお金儲けをしていきたいと考えていると思うんですが、例えばハードウェアやガジェットなんかのレビューとかって今後大きくなる可能性あると思いませんか?日本人はシャイだから、あまりしないんだけども。アメリカじゃ盛んですよね?
C: もちろん。とにかくソーシャルメディアで生計を立てようとするということは、普通のビジネスをするのとまったく変わらない。その点で、ブランディング、特にパーソナル・ブランディングが重要になってくるということは言うまでもないと思うけど、本当に重要なことだわ。
W: Caliが成功したみたいにね(笑)
C: 私はその点で、かなり早い時期にビデオ・ポッドキャストで成功した例になったけど、それは当時そういうことをしてた人が10人くらいしかいなかったから。今なら高校生でもYouTubeに動画をアップロードしてるよね。
W: 時代は変わったよね、確かに。
C: あと、これもビジネスと同じことなんだけど、収益源をできるだけ増やしていくことができるようにすることね。マーサ・スチュワートを見て、彼女は講演をしたり本を売ったり、自分の製品を売ったり、いろんな方法で収益を確保していく工夫をしている。私たちも見習うべきだわ。ソーシャルメディアはまったく新しいメディアで、まさに光の速さで進歩していくから、まだまだこれからどういう可能性があるかは分からない。大事なのは「ルールに縛られない」ということだと思うの、だってまだまだ始まったばかりの市場なんだから、とにかく既成概念に囚われず、何でも自由にやっていくしかない。そうして自分の個性をうまく引き出してアピールしていくことが成功につながると思う。
W: 昨日ちょうどLuxorのSocial Rewardsプログラムのローンチパーティに参加してきました。インフルエンサーに直接広告主が還元していくという動きがどんどん拡大していってるみたいですね。だけど、例えば電子出版で「中貫き」が起こることに危機感を募らせた業者が多いように、これからソーシャルメディアが拡大していく中で既存の勢力が流れに反対していて抵抗していくということが起こると思いますか?
C: 抵抗というのじゃないと思うけど、社会が変化する以上、企業側も変化していくことは間違いなく必要ね。
W: 抵抗してても時代の流れで、どんどん潰れていくだけなんだけどね。ブロックバスター(レンタルビデオチェーン最大手)やタワーレコードが倒産したみたいに。
C: そうなの。だから、流れに逆らわず、早めに対応することを考えたほうが懸命よね。
W: その通りだと思います。ところでアジアに行ったことはありますか?
C: いいえ、残念ながら、これまであまり海外に出たことはないの。カナダは数に入らないし、オーストラリアに行ったくらい。
W: 日本にもチャンスがあれば行ってみたいと思いますか?
C: 勿論です!今年まではいろいろあって、なかなか海外に出られなかったけれども、来年はそういう機会を増やしていきたいと考えてます。具体的な話があればいつでも教えてくださいね。
W: 日本でもソーシャルメディアがもっと普及すればいいと思ってるんですが、日本では匿名性が重んじられることとか、シャイだったりするとか、いろいろ違いがあって、なかなか先に進まないような気がします。
C: 話を聞いている限りでは、日本では少し時間がかかるかも知れないけれども、地域によって人は変わるし、それは仕方ないことだから。でもプッシュは、しないよりはどんどんしていった方がいいと思う。ネットを通して人がつながっていって、みんながフレンドになるってものすごく素晴らしいこと。例えばツイッターで長い間フォローしあったり、やりとりしたりしていると、初めて会った時にも初対面、て感じじゃなくて、いきなりハグしたくなるものなのよね。そういう良さをどんどん伝えていきたいと思っているの。
W: 本を出したりする予定はない?
C: 書きたいとはいつも思ってるんだけど、これと言ったテーマが思いつかなくて。FacebookとかTwitterとか、そういうの書いてもすぐに古くなっちゃうでしょう。
W: 自叙伝でいいんじゃないのかな、みんな興味あると思うけど(笑)
C: う~ん、ちょっと今は考えられないかなぁ(笑)
W: Caliの番組(GeekBeat.TV)にはアジア系のファンもきっと多いと思うんだけど。
C: たくさんいると思うわ。
W: 来年はぜひともアジアに来てくださいね!
C: 本当に、そうなればいいんだけど。みなさんによろしく伝えてくださいね。
W: 今日は本当に急な告知にも関わらず快諾してくれて、ありがとう。みんな喜ぶと思います。
C: どういたしまして。またどこかでお会いしましょう!
(対談 終)
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BlogWorld Expoの先進的なコンファレンス・セミナー内容
14 10月 2010
日本ではあまりご存知ない方も多いかも知れないが、Cali Lewis(カリ・ルイス)と言えば、(少なくとも一部の業界では)恐らくアメリカでも最も有名なソーシャルメディア出身の有名人である。あまりに有名になりすぎて最近では普通のテレビにもどんどん露出を増やしている。語弊を恐れずに言えば、例えば日本だとIT戦士の岡田有花(ITメディア)さんと、しょこたんと、真鍋かをりを足したくらいの人物ではないだろうか。
急な告知にも関わらず、インタビューを気軽に引き受けた彼女は(旧)GeekBriefTVでいつもフレンドリーに話しているのと、まったく同じ感じで対応してくれた。
例えばGoogleでイメージ検索にかけてもらえばすごい数の画像がでてくるくらいの、かなりの有名人物なのに、BlogWorldの主催者側からいきなりメールアドレスと携帯番号が飛んできて、「会いたいそうだから直接連絡してくれ」と言われた時にはかなり焦った。しかし、筆者にとってはこのイベントに来ている他の超有名なソーシャルメディアグールーよりも、以前から知っているCaliとのインタビューのほうが気持ちがのるというものである。長いこと知ってるので予備知識もそれほど要らずに本題に入ることができた。
対談内容は以下の通り(W=筆者、C=Cali)
W: 自己紹介をお願いします。日本にはまだCaliのことを知らない方も多いので。
C: はい。GeekBeatTVというネット上の番組で3~5分くらいのビデオ・ポッドキャストをやっています。週に3日更新されてて、主にテクノロジー系の情報を扱っているの。
W: どうして、それをするようになったんですか?
C: 2005年までは普通に会社に勤めてたんだけど、なんだか全く違うことをやりたくなって、ビデオポッドキャストを始めたの。2006年には完全に独立して、それだけをやっていけるようになったわ。タイミングがよかったんだと思うの、ちょうど2005年くらいからiPodがビデオにも対応し始めて、みんなはコンテンツを探していたから。テクノロジーについてのみんなのリテラシーを高めることが、私にとってのミッションだと思ってるわ。
W: タイミングだけじゃなくて、Caliが人気の原因だったと思うんだけど?
C: ははは。でもそこまで言うだけの自信はないわ、でもありがとう。
W: ITには昔から興味が?
C: ええ、14歳の時には自分でホームページを作成してたりしてた、当時はHTMLしかなかったけど。それからJAVAやPHPとかにも興味を持ち始めて。
W: では、今回はどういう理由でこのBlogWorldにいらしたんですか?
C: 土曜日に二つのセッションを予定しているんです。一つはビデオストリーミングについて、そしてもう一つはイベントの締めの基調講演です。
W: なるほど。BlogWorldとの出会いは?
C: BlogWorld は以前からあるNew Media Expo というイベントとコンビを組むことになったんだけど、以前はNMEに顔を出してて、BlogWorldに変わってからはこちらへ。毎年都合がつく時にはできるだけ来るようにしてるのよ。
W: BlogWorldの参加者って、みんなすごくリテラシーが高くてびっくりしてるんだけど。
C: そうなのよね、ここの人たちからはとっても刺激を受けるし、情報共有もたくさんできる。啓蒙活動に興味がある私にとってはこのイベントは欠かせないものなのよ。
W: 私もソーシャルメディアはどんどん拡大していってるのを、ここに来て如実に感じてるところです。
C: まったくその通りだわ。例えば、私はOpen Campというイベントを、8月に地元のダラス(テキサス州)で開催したんだけど、そこには600名の参加者が集まったし、スピーカーも60人以上参加してくれて大成功だったのよ。
W: どういうイベントなの?
C: 例えばワードプレス(注:ブログツール)にもワークショップがあるでしょう?
W: ここのセッションでも一つ Word Press3.0 というタイトルのがありますよね。
C: そうそう。そういうやつなんだけど、みんなをアプリやツールで区別して分裂させるよりは、ソーシャルメディアに関してみんなまとめて教育できるような場所を作り出したいと思ったのよ。すごいことに、そこには米軍のGolden Knights(ゴールデン・ナイト)というパラシュート部隊まで参加したのよ。軍隊ではずっと昔のやり方にこだわってきたんだけど、いよいよ彼らでさえもソーシャルメディアの威力を認めて、積極的に学ぼうとしてるってことなの。画期的だと思わない?彼らは多い時には一日に20回も落下するの、特殊な環境で働いている人達よ。
(後編に続く)
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14 10月 2010
ネットワークランチをしているところに開催者側から連絡があり、申し込んでいたいくつかのインタビュー候補のうち一人がつかまったという。
誰かと思えば、それはCali Lewisでした。ビデオポッドキャストで看板番組をもち、アメリカのギーク業界ではその名を知らない者はいないくらい有名な人物。現在はGeekBriefの後継として、GeekBeat.TVで活躍している。はっきり言って、ソーシャルメディア業界の女性の中でもトップクラスの有名人で、筆者もよく番組を見ているので、急な告知にも関わらず取材を受け付けてくれたことはとても嬉しかった! (インタビュー内容については次のレポートで取り上げる)
次に参加したセッションのタイトルは “The Blogger Killed the Author & The Publisher Hid The Body x” というもの。なんだかよく分からないが、ブログ出版に関するセッションだと思い参加してみた。

スピーカーはHadji Willisams(電子出版社、音楽関係では著名なコピーライター、@blackcanseco、KS52)、Ellen Gerstein(Director of Marketing at Wiley, @elleninthecity)、CC Chapman(Digital Dadsの創設者、KS57)、Susan T.Spencer、そしてJustin Branch(写真家?)。
ディスカッションの内容は、如何にしてブログから出版に結びつけるのか。過去の状況や、出版社の目に留まるような条件などを執筆者、編集者、出版社など複数の視点で解説され、ブログ作家を志す筆者としては興味深い内容ばかりだった。ブログ出版は日本と同様にアメリカでもかなりのブームになっているようだが、単に話題になるだけでは出版社は興味をもたないらしく、読者とどういうポジティブな「エンゲージメント」が成されているかという点を注意深く解析するという点が特に参考になった。どういう「プラットフォーム」を作家がもっているかというのがカギだというコメント、そして電子出版についての話も飛び出した。
アメリカで今後ブログ発で成功が見込まれるジャンルは?という問いかけに対しての答えはロマンスだったというのはちょっと驚いたが、やはり男女問わずに人気になり安定して売れるということなのだろうか。そして、読者層がどんどん高齢化していっているので、若年層にアピールできる本が出版社にとって魅力的だという指摘もあった。セッション後はXXX for Dummiesシリーズを出版している名門出版社Wileyの担当と名刺交換をした。こういう直接ビジネスにつながる特典が多いのもこのイベントの価値をぐんと引き上げてくれる。
(ちなみに今や紙の本を出版する時に電子版が供給されていないと、ユーザーからすごい勢いでお叱りの声を受けるらしい)
その後はCali のインタビュー。時間が少ししかなかったが、もう一つの「雑誌媒体」に関するソーシャルメディアのセッションにも少しだけ顔を出した。
セッションはパネル・ディスカッション形式で、タイトルは “We Run Your Culture: How Magazines Are Using Social Media To Curate Culture”。

スピーカーは Aysa Shein, Kimberly Hines, Manya Susoev(ラスベガス大手のイベント会社The Light Groupのインタラクティブマーケティング部門担当、KS34), Sheila Dowd。
その後は本日を締めくくるクロージングの基調講演。
この日を締めくくったのは二人の対談で、ゲストは名物クイズ番組”Are You Smarter than 5th Grader?”やドナルド・トランプの冠番組”Apprentice”などを手がけた名プロデューサーのMark Burnett、そしてホストがソーシャルメディアを語らせたらこの人の右に出る者はいないとまで言われる大家Brian Solis(Engageの著者、次世代メディアマーケティング&ブランディング・エージェンシーのFuture Worksの会長、KSは何と脅威の93!)彼の姿を一目見ようとその場にかけつけた人で会場はほぼ満席だった。かなりのカリスマぶりだ。
(次はいよいよCali Lewisのインタビュー!)
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