15 10月 2010
名物ビデオ・ポッドキャスト番組GeekBeat.TVのCali Lewis (カリ・ルイス) とのBlogWorld(ブログワールド)でのインタビューの終わりにアジアに向けてのソーシャルメディアに関するメッセージをリクエストしたら、快諾してくれた。あまりに準備時間がなかったので、本人に苦労させてしまったようだが、何とかけなげにこなしてくれたあたり、彼女の人のよさがにじみ出ている。
GeekBeat.TVには専用のiPhone Appがあり、動画を手軽に視聴できるようになっている。何かと忙しいギーク(オタク)のために、一本あたりは2、3分と短い構成だ。
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BlogWorld Expoの先進的なコンファレンス・セミナー内容
14 10月 2010
日本ではあまりご存知ない方も多いかも知れないが、Cali Lewis(カリ・ルイス)と言えば、(少なくとも一部の業界では)恐らくアメリカでも最も有名なソーシャルメディア出身の有名人である。あまりに有名になりすぎて最近では普通のテレビにもどんどん露出を増やしている。語弊を恐れずに言えば、例えば日本だとIT戦士の岡田有花(ITメディア)さんと、しょこたんと、真鍋かをりを足したくらいの人物ではないだろうか。
急な告知にも関わらず、インタビューを気軽に引き受けた彼女は(旧)GeekBriefTVでいつもフレンドリーに話しているのと、まったく同じ感じで対応してくれた。
例えばGoogleでイメージ検索にかけてもらえばすごい数の画像がでてくるくらいの、かなりの有名人物なのに、BlogWorldの主催者側からいきなりメールアドレスと携帯番号が飛んできて、「会いたいそうだから直接連絡してくれ」と言われた時にはかなり焦った。しかし、筆者にとってはこのイベントに来ている他の超有名なソーシャルメディアグールーよりも、以前から知っているCaliとのインタビューのほうが気持ちがのるというものである。長いこと知ってるので予備知識もそれほど要らずに本題に入ることができた。
対談内容は以下の通り(W=筆者、C=Cali)
W: 自己紹介をお願いします。日本にはまだCaliのことを知らない方も多いので。
C: はい。GeekBeatTVというネット上の番組で3~5分くらいのビデオ・ポッドキャストをやっています。週に3日更新されてて、主にテクノロジー系の情報を扱っているの。
W: どうして、それをするようになったんですか?
C: 2005年までは普通に会社に勤めてたんだけど、なんだか全く違うことをやりたくなって、ビデオポッドキャストを始めたの。2006年には完全に独立して、それだけをやっていけるようになったわ。タイミングがよかったんだと思うの、ちょうど2005年くらいからiPodがビデオにも対応し始めて、みんなはコンテンツを探していたから。テクノロジーについてのみんなのリテラシーを高めることが、私にとってのミッションだと思ってるわ。
W: タイミングだけじゃなくて、Caliが人気の原因だったと思うんだけど?
C: ははは。でもそこまで言うだけの自信はないわ、でもありがとう。
W: ITには昔から興味が?
C: ええ、14歳の時には自分でホームページを作成してたりしてた、当時はHTMLしかなかったけど。それからJAVAやPHPとかにも興味を持ち始めて。
W: では、今回はどういう理由でこのBlogWorldにいらしたんですか?
C: 土曜日に二つのセッションを予定しているんです。一つはビデオストリーミングについて、そしてもう一つはイベントの締めの基調講演です。
W: なるほど。BlogWorldとの出会いは?
C: BlogWorld は以前からあるNew Media Expo というイベントとコンビを組むことになったんだけど、以前はNMEに顔を出してて、BlogWorldに変わってからはこちらへ。毎年都合がつく時にはできるだけ来るようにしてるのよ。
W: BlogWorldの参加者って、みんなすごくリテラシーが高くてびっくりしてるんだけど。
C: そうなのよね、ここの人たちからはとっても刺激を受けるし、情報共有もたくさんできる。啓蒙活動に興味がある私にとってはこのイベントは欠かせないものなのよ。
W: 私もソーシャルメディアはどんどん拡大していってるのを、ここに来て如実に感じてるところです。
C: まったくその通りだわ。例えば、私はOpen Campというイベントを、8月に地元のダラス(テキサス州)で開催したんだけど、そこには600名の参加者が集まったし、スピーカーも60人以上参加してくれて大成功だったのよ。
W: どういうイベントなの?
C: 例えばワードプレス(注:ブログツール)にもワークショップがあるでしょう?
W: ここのセッションでも一つ Word Press3.0 というタイトルのがありますよね。
C: そうそう。そういうやつなんだけど、みんなをアプリやツールで区別して分裂させるよりは、ソーシャルメディアに関してみんなまとめて教育できるような場所を作り出したいと思ったのよ。すごいことに、そこには米軍のGolden Knights(ゴールデン・ナイト)というパラシュート部隊まで参加したのよ。軍隊ではずっと昔のやり方にこだわってきたんだけど、いよいよ彼らでさえもソーシャルメディアの威力を認めて、積極的に学ぼうとしてるってことなの。画期的だと思わない?彼らは多い時には一日に20回も落下するの、特殊な環境で働いている人達よ。
(後編に続く)
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BlogWorld Expoの先進的なコンファレンス・セミナー内容
14 10月 2010
ネットワークランチをしているところに開催者側から連絡があり、申し込んでいたいくつかのインタビュー候補のうち一人がつかまったという。
誰かと思えば、それはCali Lewisでした。ビデオポッドキャストで看板番組をもち、アメリカのギーク業界ではその名を知らない者はいないくらい有名な人物。現在はGeekBriefの後継として、GeekBeat.TVで活躍している。はっきり言って、ソーシャルメディア業界の女性の中でもトップクラスの有名人で、筆者もよく番組を見ているので、急な告知にも関わらず取材を受け付けてくれたことはとても嬉しかった! (インタビュー内容については次のレポートで取り上げる)
次に参加したセッションのタイトルは “The Blogger Killed the Author & The Publisher Hid The Body x” というもの。なんだかよく分からないが、ブログ出版に関するセッションだと思い参加してみた。

スピーカーはHadji Willisams(電子出版社、音楽関係では著名なコピーライター、@blackcanseco、KS52)、Ellen Gerstein(Director of Marketing at Wiley, @elleninthecity)、CC Chapman(Digital Dadsの創設者、KS57)、Susan T.Spencer、そしてJustin Branch(写真家?)。
ディスカッションの内容は、如何にしてブログから出版に結びつけるのか。過去の状況や、出版社の目に留まるような条件などを執筆者、編集者、出版社など複数の視点で解説され、ブログ作家を志す筆者としては興味深い内容ばかりだった。ブログ出版は日本と同様にアメリカでもかなりのブームになっているようだが、単に話題になるだけでは出版社は興味をもたないらしく、読者とどういうポジティブな「エンゲージメント」が成されているかという点を注意深く解析するという点が特に参考になった。どういう「プラットフォーム」を作家がもっているかというのがカギだというコメント、そして電子出版についての話も飛び出した。
アメリカで今後ブログ発で成功が見込まれるジャンルは?という問いかけに対しての答えはロマンスだったというのはちょっと驚いたが、やはり男女問わずに人気になり安定して売れるということなのだろうか。そして、読者層がどんどん高齢化していっているので、若年層にアピールできる本が出版社にとって魅力的だという指摘もあった。セッション後はXXX for Dummiesシリーズを出版している名門出版社Wileyの担当と名刺交換をした。こういう直接ビジネスにつながる特典が多いのもこのイベントの価値をぐんと引き上げてくれる。
(ちなみに今や紙の本を出版する時に電子版が供給されていないと、ユーザーからすごい勢いでお叱りの声を受けるらしい)
その後はCali のインタビュー。時間が少ししかなかったが、もう一つの「雑誌媒体」に関するソーシャルメディアのセッションにも少しだけ顔を出した。
セッションはパネル・ディスカッション形式で、タイトルは “We Run Your Culture: How Magazines Are Using Social Media To Curate Culture”。

スピーカーは Aysa Shein, Kimberly Hines, Manya Susoev(ラスベガス大手のイベント会社The Light Groupのインタラクティブマーケティング部門担当、KS34), Sheila Dowd。
その後は本日を締めくくるクロージングの基調講演。
この日を締めくくったのは二人の対談で、ゲストは名物クイズ番組”Are You Smarter than 5th Grader?”やドナルド・トランプの冠番組”Apprentice”などを手がけた名プロデューサーのMark Burnett、そしてホストがソーシャルメディアを語らせたらこの人の右に出る者はいないとまで言われる大家Brian Solis(Engageの著者、次世代メディアマーケティング&ブランディング・エージェンシーのFuture Worksの会長、KSは何と脅威の93!)彼の姿を一目見ようとその場にかけつけた人で会場はほぼ満席だった。かなりのカリスマぶりだ。
(次はいよいよCali Lewisのインタビュー!)
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BlogWorld Expoの先進的なコンファレンス・セミナー内容
14 10月 2010
会場は10くらいの部屋に分かれているので、みんな目的の場所を探して歩き回ります。

意力が二つ目にピックしたのはLocation! Location! Location!というパネル・セッション。
パネリストはWayne Sutton(ビデオブロガー、@waynesuton、KS57)、Lawrence Coburn(DoubleDutchの創設者、@lawrencecoburn、KS22) Mike Schneider (大手マーケティング会社Allen&GerritsenのVP、@SchneiderMike、KS45)。
地理情報ベースのサービスの最新情報からソーシャルメディアマーケティングの可能性に迫ります。今もっとも注目を浴びているジャンルだと、後ほどインタビューをした我らがアメリカンギーク界のアイドルCali Lewis (カリ・ルイス, KS77)も言ってました!
印象的だったのはYelpに対してのコメントで、「普段ハンバーガーしか食べてる人に、寿司のレビューをしてもらっても参考にならないじゃないか!」というのがありましたね。ごもっとも。今立ち上げようとしているソーシャルメディアサイトの参考になりました、とても。筆者的には普通の一方通行のプレゼンよりもインタラクティブなパネルディスカッションのほうが聞きやすいですね。質問もバシバシ飛びますしね。
その後はみんなでネットワークランチへ。このコンファレンスに来ている人たちは、一番安いEXPO(展示会)だけのチケットと違い、500ドルとかのフィーを払って、さらにあちこちから飛んでくるということで、ランチは結構豪勢でした。(え、私?もちろんプレス特権の濫用ということでお仲間に 笑)
10人がけのテーブルがだだっぴろい大ホールにところ狭しと並べられ、ウェイターが頑張って食事を運んでました。メニューはサラダとステーキ、デザートにはムースとコーヒーがでて、フルコースをご満悦という感じです。食わないと書けません、もといつぶやけませんからね!
(続く)
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BlogWorld Expo2010 レポート1 ~開幕初日~ コンファレンスデー
BlogWorld Expoの先進的なコンファレンス・セミナー内容
14 10月 2010
今日いよいよ世界最大のソーシャルメディアコンファレンスであるBlogWorld2010がラスベガスのMandalay Bayにて開幕しました。
スタッフによると昨年からは50%増の参加者ということで、4000名はゆうで超えているのかも知れません。コンファレンス棟の1F部分を借り切ってやってるんですが、とにかくすごい人です。また参加者の半数以上がブロガー、残りもソーシャルメディアに関連しているビジネスをやっている人ばかりということで、WiFi環境なんかもバッチリ整っています。
Twitterでライブ中継をしております。先日新しく作った英語用のTwitterアカウント(@willtachiiri)でも英語でつぶやいてます。参加者の年齢層は25~50くらいと幅広い感じで、恐らく女性の方が若干男性より多いのではないでしょうか。(47:53くらいか?)会場はアーリーアダプターの方で溢れています。ファーストアダプターという言葉も出たくらい、ソーシャルメディア関連のオンラインツールには卓越している方々ばかりです。
アメリカでは泣く子も黙るような、超有名なブロガーやソーシャルメディアグールーが何人も参加しており、会場はかなりフレンドリーな感じです。爆発的に拡大するソーシャルメディアについて、最新の情報を仕入れられるばかりかコネクトすることもできるという、とても貴重な機会なのですが、今年は日本人のプレスは私一人(日本人の参加者は3人いるが、北米在住者ばかり)なので、ぜひとも来年は日本からも多く参加頂きたいと思います。(到底一人ではカバーし切れませんし、普段滅多に会えない人達とインタビューするチャンスがあります)
まずはキーノートスピーチ。朝の8時半という早い時間から始まったにも関わらず、大勢が詰め掛けた。
話したのはソーシャルメディアの大家で最近自分の会社と同じ名前の著作 “UnMarketing” を出版したScott Stratten(ネット上でのインフルエンサーとしての力を示す指標であるKloutScoreは脅威の80!!)
足早にソーシャルメディアのトレンドを紹介していきました。Scottはツイッター界ではトップクラスのインフルエンサーで、完全なネット中毒ですね(笑) UnMarketingとは「マーケティング」をする時代は終わり、顧客と「エンゲージ」することが重要だという意味だそうです。書籍のサイン会もしてました。
その後はそれぞれのカテゴリに分かれてのコンファレンスセッションに入ります。プレゼンターが一人でプレゼンをして後で質疑応答をするタイプ、プレゼンをしながら質疑応答も並行して進めていくタイプ、そしてモデレーターとパネリストがディスカッションするタイプなど様々なタイプがあります。
主なカテゴリーは
Social Media Business Summit
Tourism
Real Estate Blogworld
Milblogging
Social HealthとSocial Health (Breakout)
Music & Entertainment
Problogger
の7つに分かれています。それぞれのグループで午前中二つ、午後に二つのセッションがあり、昼休みにはネットワーク・ランチ、午後に一つ基調講演が入り、最後は5時15分からのクロージングスピーチで終わります。会場で配布されたパンフレットにはソーシャルメディア界の重鎮が勢ぞろい、数えてみたらその数なんと300人!
選択肢が多くて悩んだのですが、最初にピックしたのは “The Art & Science of Scaling Social Media” (ソーシャルメディアをスケール化するための手法)でした。ホストはソーシャルメディアでは世界でも最大で歴史のあるメディアエージェンシー、SMGの創設者であるMaggie Fox (@maggiefox、KS51)。
質疑応答でもオンラインマーケティング用語が容赦なく飛び交う専門的なディスカッションでした。DiggやTwitter、StumbleUponにOutbrainとさまざまなツールの利用効果について詳しい説明がなされました。FacebookはDiggやTwitterに比べると広告の費用対効果が低いとか、消費者の反感を買わずにうまく広告を紛れ込ませるテクニックなど、実のある話ばかり。タイミングが全て、という言葉が印象的なセッションでした。
(続く)
<関連エントリー>
BlogWorld Expo2010 レポート0 ~Luxor Social Rewards ローンチ
BlogWorld Expoの先進的なコンファレンス・セミナー内容
14 10月 2010
いよいよ本日からイベントが開催される。
昨夜はソーシャルメディアを活用したポイントプログラムのSocial RewardsがLuxorと提携したプログラムのローンチパーティが開催された。場所はピラミッド型をしたLuxorホテルの最上階にあるVIPスイートルーム。
主催者の一人、Social RewardsのCo-FounderであるMike Uesugi氏とマック関連のセキュリティソフトを販売しているNick。
他にもTwitter関連のPureplayベンチャーの社長さんやKloutで70点台のスコアをもっている人など、ツワモノぞろい。今日から始まる本イベントがとても楽しみだ。
<関連エントリー>
BlogWorld Expoの先進的なコンファレンス・セミナー内容
PS:ちなみに本エントリーが記念すべき意力ブログ400本目のエントリーでした。昨年はかなりエントリー数が少なかったので、頑張って取り返していきたいと思います。引き続き意力をどうぞよろしくお願いします!
6 10月 2010
初めて当ブログにいらっしゃる方も多いと思うので、ここで一度2010年1月~9月までのエントリーの中でのアクセスランキングと筆者お勧めエントリーを紹介する。
総合アクセスランキング
1位 Kindle(キンドル)DX レビュー
恐らく多くの人がこのエントリーで当ブログにたどり着いたのではないか。未だにキーワード検索からのトラフィックではダントツに多いのがこのエントリーである。
2位 iPad予約受付開始日の熱狂 早速2つ注文してみました
このエントリーも人気である。アマゾンやキンドルのお膝元であるアメリカに在住しているという利点が活かされたエントリーだ。その後の電子出版の過熱ぶりはご存知の通り。
3位 アップル VS アドビ 仁義なき戦い!? (関西風)
連載当日ではないが、数日してから一気に4桁のアクセスを叩き出したエントリー。きっかけはギズモード・ジャパンでリンクを貼られたことで、筆者もそれを後で知ったのでアクセス数の増加を見たときはびっくりした。関西弁にしたのは普通の翻訳をして第三者に転載されるのが嫌だったというのと、普通では面白くないと思ったことから。ごく一部に熱狂的なファンをもっている筆者お気に入りの連載「うぃる爺の弁明」シリーズが立ち上がるきっかけになった。
4位 Apple iPad 購入レビュー1
2位と同じ形で人気のエントリー。同日ベガスに行く予定だったので、冷え込む中朝一番で並んですぐにビデオを取って、YouTubeにアップしてから出かけた。大忙しだったのを覚えている。ちなみにYouTubeの閲覧回数はみんなが同じことを考えたiPad本体のレビューよりも、珍しかった純正ケースのレビューの方が3倍以上。「人の行く裏に道あり花の山」という格言を思い起こさせる(笑)
5位 AppleがiBook Storeでの自費出版を支援するサービスを開始
これは意外だったが、恐らく伝えたスピードが速かったのだろう。すでにお察しの通りグーグルの検索ランキングはブログにとっては非常に大事な要素だ。早めにエントリーを上げておけば、クリックが増えるに連れて順位がどんどん上がっていくのでいい相乗効果が生まれる。
次点 iPad活用法1 – うぃる爺の知恵袋
これは思っていたよりもアクセスが多かったエントリー。翌週に知人がここで紹介されているルーターを買いに行ったらすでに売り切れていたという。(当エントリーと関係あるとは断言できないが 笑)
ちなみに単日でのアクセス数ランキングは上記とは異なる。下記はこれまで意力ブログが最も多くのアクセス(と言っても4桁を少し超えるくらい)を得た日に掲載された主なエントリーだ。
アクセス数ランキング(単日)
1位 アップル VS アドビ 仁義なき戦い!? (関西風) (5月6日)
厳密にいうと数日遅れだが、やはり大手ソーシャルメディアサイトの影響は絶大だった。
2位 電子書籍の開放を阻むべきではない by 佐々木俊尚 ジャーナリストの視点 (4月14日)
こちらは佐々木氏のブログエントリーに対するトラックバック効果だった。
3位 Kindle(キンドル)DX レビュー (1月6日)
エントリー自体は昨年の8月のものだが日本で発売されるというのを受けて一気にアクセスが集中した模様。
次点 (5月30日)
これ以外にもAbout.Meのエントリーでも佐々木氏からのRTでアクセスが殺到した。インフルエンサーの影響を如実に体感できるのが素晴らしい。
意力お勧めエントリー
上記以外の筆者お勧めエントリーです。ぜひご一読ください!
朝マックでの出来事 (うぃる爺の弁明 2)
最近更新できてないですが、うぃる爺シリーズは筆者のお気に入りの連載です。今後は電子出版以外のジャンルにもうぃる爺がどんどん斬り込む予定。このエントリーでは今話題再燃のK女史が登場!? モチーフになったのは例の対談です。マンガにしたい。。。
平常心と自信 ~ZEN ENGLISH
既存の文法学習ではなくメンタルを変えることで英語の実践力を養うZEN ENGLISHシリーズです。神田ロムさんを和尚さん役で、映画にしたい。。。(笑)
誰が電子出版を殺すのか?
これも一部の業界人の間では話題になったエントリーです。ブログはやはり曖昧ではなく断定的に書くことを期待されているようですね。書く方にも勇気が要りますが(笑)
EBook2.0 Forumでの対談 LA トーク 2回目の返信
鎌田氏主宰のEBook2.0 Forumでの対談シリーズも人気です。普段も独弁とは違う切り口での掛け合いに注目です。
「発想の壁」を考える
4月のエントリー。週末に訪れたApple Storeでの出来事から発展したエントリーです。電子出版にもこの「バカの壁」がある!?
Apple Game Centerが狙うコンソール時代の終焉
垂直統合による壮大な囲い込みプランを目論むAppleの野望。
日本でソーシャルメディアが立ち上がらない10(+2)の理由
ソーシャルメディア革命
つい最近のエントリーです。挑発的ではありますが、危機感から思うところを述べてみました。
お勧め連載 今これが熱い!
ウィキペディアンの憂鬱
人類の叡智を詰め込んだサイバー百科事典、ウィキペディアについての基礎知識と裏側、そしてソーシャルメディアの意義とウィキの立ち位置などを詰め込んだストーリー仕立ての(実話を基にした)小説です。
現在約390本のエントリーがあがっている意力ブログ、掘り起こして頂ければひょっとするとお気に入りのエントリーが見つかるかも知れません。(宣伝 笑) ぜひごゆっくり意力ブログをお楽しみください。
5 10月 2010
音楽で世界を一つにするという何とも素晴らしいプロジェクト Playing for Changeの全米ツアーがいよいよ今週末から始まる。
【Amazonから引用: 10年前からロケをスタートし、南アフリカ,中東,ヒマラヤなどをめぐり最新のモバイル・テクノロジーを使い100人以上のミュージシャン(コンゴ、イスラエル、ネパール、インド、アイルランド、アメリカ、ロシア、スペイン、ブラジル、ジンバブエ、ヴェネゼエラ、フランスなどの国などのミュージシャンに混じり、スペシャル・ゲストとしてU2のBONO,BOB MARLEY,KEB’MO’,AFRO FIESTAなどの面々も参加)の演奏/歌を録画,録音。公園や道端、丘の上などさまざまなはロケーションは主に屋外となっており、楽器も様々、ほとんどは世界的には無名のミュージシャンだが、それぞれの映像・録音をミックスさせることにより遠くに離れている人たちがまるで一緒に演奏しているような素晴らしい映像作品となっている。】
このプロジェクトで制作されたアルバム「ソングス・アラウンド・ザ・ワールド」は全米ヒットチャート10位にもランクインした。収益は非営利団体「PLAYING FOR CHANGE 基金」を通じて音楽学校の設立などに使われるという。
このブログでも何度か紹介している筆者の大学時代からの親友ヤス君が何と日本人で唯一このツアーに数少ないクルーの一員として参加する!
YouTubeにはこのPlaying for Changeのビデオがいくつも上がっており、ボブ・マーレーやボノも参加している他、世界中から有名無名のアーティストがチャリティで参加している様子が伺える。(噂によるとどうやら日本人の一流アーティストも何名か参加しているらしいが、まだ発表はされていない)
特にこのStand By Meのビデオは有名でこれまでの視聴回数は2400万回を突破しつつ、五つ星をキープしている。
また日本では大和証券グループのCM曲として採用されているのが有名。
「テレビCM 新シリーズ~PLAYING FOR CHANGE~」
ツアーのスケジュールは下記の通りだ。10月27日にはLAに来るのでぜひとも見てみたい。(チケットはチケットマスターから購入可能だ)
Oct 9 Park City, UT Eccles Center for the Performing Arts
Oct 13 Calgary,MacEwan Hall
Oct 16 Atlanta, GA,Center Stage
Oct 17 Black Mountain, NC,Lake Eden Arts Festival (LEAF)
Oct 18 Asheville, NC,The Orange Peel
Oct 19 Birmingham, AL,WorkPlay Theater (Soundstage)
Oct 20 New Orleans, LA,House of Blues
Oct 22 Dallas, TX,House of Blues
Oct 23 Austin, TX,Antone’s
Oct 24 Houston, TX,House of Blues
Oct 26 Phoenix, AZ,Musical Instrument Museum
Oct 27 Los Angeles, CA,Wilshire Ebell
Oct 28 Santa Barbara, CA,Lobero Theatre
Oct 29 Petaluma, CA,Mystic Theatre
Oct 30 San Francisco, CA,Yoshi’s
Nov 1 Medford, OR,Craterian Ginger Rogers Theater
Nov 2 Portland, OR,Aladdin Theater
Nov 3 Seattle, WA,Moore Theater
Nov 5 Boulder, CO,Boulder Theater
Nov 6 Aspen, CO,Belly Up
Nov 8 Minneapolis, MN,Cedar Cultural Center
Nov 9 Madison, WI,Capitol Theater
Nov 10 Chicago, IL,Park West
Nov 12 New York, NY,John Lennon Tribute — Beacon Theater
Nov 13 New York, NY,The Concert Hall – Ethical Society
Nov 14 Northampton, MA,Calvin Theater
Nov 15 Philadelphia, PA,World Café Live
Nov 17 Boston, MA,Symphony Hall
Nov 18 Lebanon, NH,Lebanon Opera House
Nov 19 Albany, NY,The Egg
Nov 20 Fairfield, CT,Stage One
Nov 21 Annapolis, MD, Ramshead On Stage
Nov 22 Washington, DC,The Birchmere
全米ツアーが終わったらぜひとも日本でも公演をしてもらいたいものだ。
意力はアメリカの大舞台で活躍する日本人を応援します!
5 10月 2010
GoogleがGoogle TV用のミニサイトを公開したとブログで発表した。
One of our goals with Google TV is to finally open up the living room and enable new innovation from content creators, programmers, developers and advertisers. By bringing Google Chrome and access to the entire Internet, you can easily navigate to thousands of websites to watch your favorite web videos, play Flash games, view photos, read movie reviews or chat with friends—all on the big screen.
この製品のゴールとしてグーグルは「開発者やクリエイター、そして広告主に対してリビングルームにおける新しいイノベーションの場を提供すること」としている。
購入する方法はSTB(セットトップボックス)を買う以外に、SONYのインターネット対応テレビを買うと内蔵されている。
ウェブサイトを閲覧するだけでなく、ビデオを見たりフラッシュゲームをしたり写真をみたり、そうこれはまさしくアップルTVとの対決である。インターネット上の二台巨人が今やリビングルームでガチンコ対決をする。そして、Amazonは。。。恐らくAppを両社に開放して総取りだろう(笑) でもリビングルームで本を読む人がいれば、という話だ。だがすでにアマゾンのAmazon Video On-Demandの75000のタイトルには対応しているらしい。
充実のコンテンツ群
* Turner Broadcasting has been hard at work optimizing some of their most popular websites for viewing on Google TV, including TBS, TNT, CNN, Cartoon Network and Adult Swim, available anytime through Google TV.
* NBC Universal has collaborated with Google TV to bring CNBC Real-Time, an application that allows you to track your favorite stocks and access news feeds while enjoying the best financial news from CNBC directly on the TV screen.
* HBO will bring access to hundreds of hours of programming to Google TV with HBO GO. Authenticated subscribers will soon be able to access all of their favorite HBO content on-demand in an enhanced website for Google TV.
* NBA has built NBA Game Time, an application that lets you follow game scores in real-time and catch up on the latest highlights from your favorite team in HD.
We have also been working with some leading technology and media companies to optimize their content for Google TV, including news sites like The New York Times and USA Today; music sites like VEVO, Pandora and Napster; information networks like Twitter; and online networks like blip.tv. And with YouTube Leanback, we can offer the best experience for you to watch your favorite viral videos and personalized channels on the television.
エンターテインメント鑑賞の本丸であるリビングルームには彼らの他にもSONYやMSが新世代家庭用ゲーム機で参入してきている。既存の大手メディアもうかうかしてはいられないだろう。ますます目が離せなくなりそうだ。
4 10月 2010
先ほどのエントリーでは日本でソーシャルメディアが成り立つのを阻む大きな理由を説明した。しかし、敢えてそこではソーシャルメディア自体の定義をしなかった。こちらのエントリーでは定義はしないまでも、ソーシャルメディアの意義とその革命の内容ついて詳しく説明したい。
ウィキペディアによるとソーシャルメディアとは「ソーシャルメディアは、誰もが参加できるスケーラブルな情報発信技術を用いて、社会的インタラクションを通じて広がっていくように設計されたメディアである。」と定義されている。英語版ではこれはもう少し詳しく定義されているが、はっきり言ってまだ成立過程にあるこのコンセプトの定義を議論するのはきっと偉い専門家の先生の仕事であって、私のような一介のブロガーの仕事ではない。
ここで重要なのはソーシャルメディアというものがインターネットをインフラとして、人間同士が相互に作用しあうことによって広がっていくメディアであり、情報発信の主体はこれまでのように大手ではなくて個人であるということを理解することだろう。(ここでもまだ情報発信自体は大手でそれを伝えるのが個人なのか、あるいは情報発信自体を個人が行うのか、という部分で曖昧な部分は残されているのだが)
これまでにもきっとソーシャルメディアを語った本やブログはたくさんあっただろうが、ツイッターの誕生と繁栄は多くの識者にとっては晴天の霹靂であっただろうから、定義もまた切り替わっているに違いない。つまり、定義なんてリスクを恐れる者が後付けでやればいいことである。
では本題
まず筆者はソーシャルメディアを(既成概念でいうところの)マスメディアと対極に位置するものだと仮定する。
そして、ソーシャルメディアのインフラとしての本流はやはりネットである。(定額使い放題、時には無料のインターネットはいつだって弱者の味方だ) マスメディアでは情報の選択はあくまでも「大衆」をにらんで大手メディア側で行う。民主主義で行われているはずの選挙の結果である政府の施策が、総じて国民の総意とは違うところにいってしまうのと同じように、マスメディアで取り扱われる記事は必ずしも国民が知りたいところを反映しているとは限らない。というか、マスメディアの奥義は「それを知りたかったんだ!」と国民をして思わせるところにある。そこには国民が知りたくない情報というのは必然的に書かれなくなる、つまりなんのこっちゃない「大本営」の発表と何も変わらない。日本は高度経済成長を遂げたものの、島国根性を抜け出しきれない日本は今、それを全面的に認めて「ガラパゴス島民」としての存在意義を肯定するか、あるいはこれまでみたいに「なんちゃって開国論者」になるかどうかの選択を余儀なくされている、ように筆者は感じている。(誤解してもらいたくはないのだが、この点で筆者はそのような島国根性を抜け出しきれない日本人の代表として、海外在住という視点で論拠を展開している)
で、ソーシャルメディアだが、大きなポイントとしては下記のような性質をもっているのではないか。
(*紙媒体とネットが違うのは明らかな話なので、テレビとどう違うかを理解すると分かりやすいと思うので、今回はテレビや大手ポータルサイトと比較してみる)
1 ソーシャルメディアはマスメディアの対極に位置する。
- 繰り返しになるが、大事なことだ。例えばテレビはテレビ局側が配信内容の全てを決める。ソーシャルメディアは個人が情報を配信し、それがどうスケーラブルに展開されていくかもそれぞれの個人次第である。(ただし現時点では主要収益モデルという点においては、テレビもソーシャルメディアも広告か課金型かというような同様の選択肢しか存在していないようだ)このため、実は例えば読売新聞が運営するソーシャルメディアサイト、なるものは存在し難い。そもそも両者の存在自体が相反しているからだ。
この点でソーシャルメディアがそれぞれの国で成功しているかどうかは、大手メディアと(資本的に)独立して存在する大手ソーシャルメディアサイトがどれくらいあるかを数えるというのが判断基準の一つとなるとも言える。(TECH CRUNCHがAOLに買収された事例は、アメリカではステージが一つ先に進んでいることを示唆するものだ)
2 インターネットに始まり、インターネットに終わるデジタルメディアで一貫したメディアである。
- 電子出版との関連性はこれまで筆者が述べてきた通りだが、紙媒体とはあまり連動しなそうであるし、CMにしても店頭への誘導というよりは、オンラインショッピングへの誘導につながるのが主体である点でネットインフラに特化したメディアである。
テレビはオンラインショッピングよりは実店舗での購買に誘導するのが主であり、購買衝動は購買活動には即時に結びつかないため、継続的な広告活動が重要になってくる。しかしソーシャルメディアからオンラインショッピングへの誘導が起こった場合はむしろ購買は即時型になる可能性が高い。
3 情報を発信するのは「個人」もしくは「個人の集合体」であり、大「組織」ではない。
- ソーシャルメディアは実名、あるいは固定されたハンドル名での記載が原則である。これは権威のある大手メディア媒体とは異なり、個人がそれぞれファンを獲得していく必要があるからで、特に黎明期では必須である。テレビにおいては当然「顔出し」が原則であるので、この点では似ているが、あくまでもそこに登場するのはテレビ局で勤める人間であり、ソーシャルメディアでは記者はフリーランスの雇われかその媒体の運営主自身である。当然大きな責任問題が生じた場合には大手ほどの体力がないため、即時死亡(信頼失墜)もありえる。これは記者としてはある意味当然のことなのだが、日本では雇われ記者が多すぎて、このようなリスクを取ることに慣れていない。(また自由すぎるウェブメディアのフォーマットとルール自体に問題を抱えている方も多いだろう)
4 総合的なポータルというよりは個々に細分化されたジャンルあるいは地域をカバーする
- テレビやポータルでは人的・経済的リソースを駆使して、膨大なトピックをカバーすることができる。しかしながら、そのほとんどが(少なくとも黎明期は)零細企業であるソーシャルメディアの世界では、それでは個の持ち味が活かせないため競争に勝てない。よって必然的に自分たちが得意な分野で勝負することになる。GIZMODOやTECH CRUNCH、HUFFINGTON POSTなどがその良い例である。
5 即時性が命である
- インターネットが紙に対してすぐれている最大のポイントはスピードだ。そして、同じデジタルメディアのテレビよりも速くネットはニュースを世に伝えることができる。勿論この即時性のために正確性を書くことがあってはいけないのだが。
6 独自の視点と論調が成功のカギを握る
- 限られたチャンネルの中で選択されるテレビの世界とは異なり、ネットの世界では選択肢が膨大である。ここで名前を挙げるためには独自の視点と論調が重要である。あるいは一般的に認知された人物が論を展開するのが分かりやすいが、それはマスメディアの延長であり、ソーシャルメディアのコンセプトとは少し趣を異にする。GIZMODOはその論調や扱うトピックなどで独自の位置を築き上げた良い例だ。
7 独自経済基盤の構築
- 今のところやはり広告が主流になってくるが、そもそもジャーナリズムと広告は相容れない。よって、理想的には課金モデルとなるのだろうが、筆者はこの部分に関しては市場の成熟と共にもっと多様なパターンが出てくるのではないかと考えている。勿論寄付も一つの例であり、ハードウェアのレビューサイトなどでは以前から成立している。テレビショッピングなどはソーシャルメディアとしては効果を発揮する部類なので、ここにも活路があるだろう。(例:Will it Blend?、Wikipedia、Woot)
8 情報配信あるいはビジネスをスケーラブルにするための仕組みを工夫する
- 今やテレビでもツイッターのアカウントを紹介したり、ひいてはテレビでSNSの宣伝をしたり、SNSを紹介する映画がでたりするくらいなのだが、ソーシャルメディアサイトではネットで広がりつつある流行のアプリについては極力網羅することで、ユーザーが好む手法でニュースを拡散することを後押しすることが重要である。(テレビは一方通行であり、かつインターネットと同じ空間に存在していないメディアなので、これは実現できない)
ここまで話してきて、気づいた人もいるかも知れないが、「人類の集合知」という壮大なニックネームをもって生まれたソーシャルメディアの雄、ウィキペディアはどういう位置づけにいるのだろうか? 筆者は現在このブログにて「ウィキペディアンの憂鬱」シリーズを連載中(出版社求む 笑)だが、ソーシャルメディアを考えた時にウィキという巨人の存在は外すことはできないものだ。しかし、ウィキには「百科事典」でありたいという目標があり、上記に挙げたソーシャルメディアのいくつかのポイントとは相容れない部分を有している。つまりウィキぺディア自体がソーシャルメディアのジレンマの具体例みたいなものであり、今後ウィキがどういう進化を遂げていくのか、あるいはいかないのかを見守ることはソーシャルメディアの行方を占う上で直結する重要事項だと認識している。この点についてはまた機会を改めたいと思うが、例えばウィキペディアは即時性をどちらかという否定する傾向があるし、執筆者が複数で一つのエントリーを執筆する、あるいは自分の専門分野や関連のある分野について執筆することを奨励していないこと、などが挙げられる。
そして「憂鬱」のテーマは<衆愚>と<無知>である。ネットの世界ではみんなが誰しももっている権利と力があるのだが、これについてよく理解できていないとネットの未来は一般的な総意に基づくものにはなっていかない。ネットの世界は「民主主義」のように見えて、断じてそうではない。権利をよく理解してそれを行使していかないと、自然と「白票」を投じたことになり、アクティヴィストの活動をそのまま支援してしまうことになりかねない。筆者のこの一連のエントリーはそうしたことに対する危惧から書かれたのは確かだ。ネットを普通に使っている人の間にもデジタルデバイドの格差は厳然として存在するし、多言語を介する者とそうでないものが有する情報格差もフラットなネット社会ではどんどん拡大していく。
筆者は「電子出版」と「ソーシャルメディア」は車の両輪だと考えている。双方のバランスがうまくかみ合わないと車は前進していかない。で、ここでいう車というのは「ジャーナリズム」なのかも知れないし「メディア」そのものなのかも知れない。電子出版は膨大なコンテンツを有している大手出版社が様子を見ている間に小さな所からどんどん死んでいくという事態になったが、ソーシャルメディアのコンテンツというのは必ずしも大手メディアが「保有」しているものでないだけに、牙城としては草の根でも崩しやすいはずだ。だからまずはソーシャルメディア革命を起こすことを一ブロガーとして支援していきたいと常々考えている。
これまでは、あとほんの少しと見えていたラスト1マイルが意外に遠いのではないかというように感じられてきた近頃。近い例でぞっとするのは日本人の英語力だ。恐らく日本人の英語力は戦後60年間以上の間それほど成長してこなかったに違いないし、日本の世界における経済的地位を考えた時に相対的にはむしろ低下していると言えるのではないか。
その原因を考えた時に行き着くのは「読み書きはできる」という根拠を誤った自信と「日本語と英語の言語構造学的な大きな違い」に対する正確な認識ができていなかったことにあると思う。敵を知り己を知れば百戦危うからず、とはよく言ったもので、逆だと完敗する他は無いということだ。
電子出版が案の定大手主導の形で落ち着きかけ、大きな可能性がどんどん殺されていっているように、意外とこの壁は越えられそうで越えられない「バカの壁」に近いものなのではないかという思いが募ってきたら、急に誹謗中傷を覚悟で書きたくなった。
というあたりで、一先ずここでエントリーを区切りたい。続きをするかどうかは読者の反響次第ということで(笑)
ソーシャルメディアでは存在意義を確定するのも読者であり、つまり「黙殺」が一番の武器である。これまではマスメディアの最終兵器であったこの「黙殺権」を一般が行使できるようになったのが最大の変革と言えるのかも知れない。先のエントリーで紹介した藤沢氏の勝間和代に対するコメントは、つまりそういうことであったのではなかろうか。「良い」も「悪い」も「無視」も含めてソーシャルメディアの評価であり、書き手はそれを真摯に受け入れるしかない。
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