30 12月 2010
今年もあと一日で終わりという時に、こんなエントリーをあげるのもどうかとしばし考えたが。。。
先日出張中の機内で二回も見てしまった「インセプション」のエンディングについて。
日本とアメリカでの考え方の違いというのに、少しでくわしたような気がしたので、ここで私の見解を述べてみる。
ネタばれに注意頂きたいが、すでに時間が経っている映画なので、もうそれほど問題にはならないだろうか。
私の結論の根拠は2回(英語と日本語吹き替え)の視聴と、日本語・英語で調べられたいくつかのウェブサイトのフォーラム、そして出演者の一人がコメントした内容に基づくものである。もちろん、この映画はわざとどちらか分からないようにしてあるので、どちらで考えるのも自由である。
あくまで、個人的にはこちらのほうが「理屈にかなっている」、と思った。ということだけである。
結論から言うと、私の見解はこの映画の終わりは「そのまま」の意味である。つまり世間で言われているような「夢オチ」ではないと思う。
そして、何より、ポイントは「夢」か「現実か」を見極めるということではなくて、主人公であるコブが取った行動が重要ということだ。
1 12月 2010
この意力ブログ、エントリーが結構頻繁に更新されるので長いことやっているような錯覚を運営者である私自身も持つことがあるのだが、実はまだ立ち上がって2年ほどのブログであり、執筆が本格化したのは今年の1月から。きっかけはCESの取材レポートで1000を超えるアクセスが出たからであり、日経産業新聞に取り上げられたからだった。つまり、アクセスが伸びることの喜びを知って、書く気も倍増した、そういう簡単な話である。書く喜びは読んでもらえる喜びである、それが直結する人であればブログの道は明るい道である。(もちろんそれだけで生計を立てようとすれば難しいことであるが)
そしてこの12月はそんな意力ブログにとっても大きな転機となった。今回2週間日本に出張していた成果は下記のような大きな4つのポイントに集約される。
1 「モンスターハンターポータブル 3rd ハンティング グリップ S」のような画期的な製品を生み出し、RazerやMadcatz、Saitekといったゲーム関連のトップブランドの代理店を務める新進気鋭のMSY社が世界に向けて打ち出す “COLORS” ブランドの海外向けソーシャルメディア担当としてスポンサードの契約を結ぶにいたったということ。
(MSYの秋山社長には製品開発について今回独占インタビューをしているので、また後ほどお伝えする)
2 プロゲーマーをスポンサーするなどeSports(イースポーツ)という分野を積極的に開拓している、ゲーム用周辺機器メーカーであるRazer社と日本市場向けのソーシャルメディアマーケティングの契約締結が決定したこと。
3 意力ブログ初の著作である「電子出版の未来図」がPHP新書より12月16日に発売されること。
すでに楽天ブックスなどでは予約ができるようになっている。私のような無名の人物の著作がPHPのような大手の出版社から出版されること自体がソーシャルメディアの偉大性を物語っている。
4 二冊目の著作である「ソーシャルメディア革命(仮称)」が、日本全国四千書店との直接取引きで有名なディスカヴァー・トゥエンティワン社より出版されることが決定したこと。発売はちょうどフェイスブックSNSの立ち上げをテーマにした映画「ソーシャル・ネットワーク」が封切りになる、2011年の1月中旬である。
(そして同社は筆者が連載中のソーシャルメディアを題材にしたミステリ小説、「ウィキペディアンの憂鬱」の版元になることも確定している。「憂鬱」は3月か4月の出版を目指して目下執筆中である)
手前味噌のようだが、私はこれらが単に私自身の利益ということだけでなく、日本のソーシャルメディアにとって明るい話題となることを信じている。
例えば、巷ではライブドア創業者の堀江氏が有料メルマガで会員を1万名集めたというのが話題になっている。ずばり年収1億円がそれで達成されるわけだ。それは素晴らしいことであり、日本のソーシャルメディアを代表するような出来事だ。しかし、彼はすでにマスコミの耳目をかつて一手に集めた人物であり、誰もが彼のようになれるわけではない。
ソーシャルメディアは草の根活動から始まる、トップダウンではなくボトムアップ、そして既存の勢力図が塗り変わる下克上、これがインターネットという時代を風靡している新しいインフラを活用する醍醐味である。誰の目にも見えないところから、こつこつと努力を積み重ねいつか陽の目を浴びるわけである。
残念ながら現時点ではソーシャルメディアの社会的意義はマスメディアに比べて大きくはない、よってソーシャルメディアの最大効果はマスメディアに取り上げられること、となっている。しかし、ソーシャルメディアで脚光を浴びることで、一躍マスメディアでもトップの話題になることができる、それこそが現時点でのソーシャルメディアの最大の魅力であり利点だと思う。私がこれまでにブログで取り上げたPlaying for ChangeもTEDもそうである。
もちろんそこには結果として、経済的な利益が伴うことになる。というのも、世の中で大きくお金を儲けようと思えば、大別すると二つしかない。一つはとんでもなく高いものを売ること、これはアーティストやトップブランドがやることだ、そして、もう一つは安いものを大量に売ること、これはコモディティのメーカーがやることだ。言葉を変えると、これは「多くの一般大衆を喜ばせる」か「数少ないお金持ち(あるいはインフルエンサー)」を喜ばせることでもある。ブログに代表されるソーシャルメディアもこの例に漏れない。例えばGIGAZINEのようなブログサイトはマス向けのもので、広告収益を得ることができるし、ニッチなブログを書いている「きっこの日記」や「実録鬼嫁日記」のようなブログには広告はつかないが出版で儲けることができる。(もちろん広告がつくこともあるが)
(続く)
(Co-editor: Masaya Akiyama)
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22 11月 2010
海外での生活やビジネス体験が長く、日本人としては(恐らく外交官や商社、そして恐らく通訳などの人間も含め)トップクラスの英語を話す人たちが語る内容は本当に参考になる。ちなみに、ここでの対談を続けている吉田宣也氏は最近自身のブログで「英語公用語化」についての一連のエントリーを投稿をされている。
吉田氏の世界を舞台にした活躍の幅広さにはいつも驚かされるが、この度マイクロソフトが12月2日に東京で主催するマイクロソフトイノベーションデイにもITベンチャー向け分科会の講師として参加されることが決定しているようだ。
さて、今回はどういう話が飛び出すのだろうか。
英語と日本語との違いについて
吉田: 例えば、「古池や 蛙飛び込む 水の音」を英語にするのは難しいですよね。
立入: というより、英訳することはできますが、確実に何かが失われている気がします。
吉田: そこに何行もの注釈をつけない限り、説明しきれないものが、日本語のひと言ひと言にあるように思えます。例えばここの「蛙」は、日本語自体では単数か複数か不明ですが、多くの日本人は一匹のカエルと確信します。また、表現されているのは「音」なのに、詠まれている心は「静けさ」です。(この意味では「岩にしみ入る蝉の声」も同じですね)
余談ですが、中国語にはもっとすごいパワーがあります。たとえば「名月や 池をめぐりて 夜もすがら」という芭蕉の句があります。これはこれで素晴らしく完成された表現だと思いますが、一方で中国語では、月が池に映ってゆれるさまを、「酔月」(シュイユエ)というひと言で表現することができちゃいます。
立入: 酔ったお月さま、ですか。素敵ですね。私も言葉に関しては人一倍こだわりがあり、以前から「言霊」というものについて書いたりしています。ある意味人間の内面的な部分は言葉によって構成されているといっても過言ではない。「国家の品格」で有名な藤原正彦教授は高度な国語力が高度な情緒を生み出すという趣旨の内容を「祖国とは国語」という本で語られていますが、私はこのメッセージに衝撃を受けました。確かにその通りかも知れない、と。
吉田: はい。大げさですが、言葉というものに、用件を伝える道具以上のものを感じる時です。誰でも子供の頃、暗い所とかお化けとかが怖かった時期があると思いますが、そういう頃は、「亡霊」とかいう漢字を見ただけで怖くなった記憶がありますよ(笑)
立入: そうそう、それが「ボーレイ」じゃ怖くも何ともない(笑)
ということは吉田さんは、英語より日本語のほうが表現が豊かな言葉である、とお考えですか?
吉田: うーん・・・〔しばし考え〕、はい、それは、よくある通説なんですが、自分は必ずしもそうは思わないんです。そのことにちょっと関連して、よく「英語には敬語がない」って言うじゃないですか。立入さんも同感のはずですけど、これ正しくないですよね。英語にも、丁寧に言う方法、相手に対する敬意を込める方法、謙遜する方法、全部ありますよね。
前回紹介した映画「ア・フュー・グッド・メン」の例を再度出しますが、弁護士(トム・クルーズ)が重要参考人である大佐(ジャック・ニクラウス)に対して、ある書類の提出を要請します。最初は、それをください、と普通に(“I need a copy of the transfer order.”)言うのですが、大佐は意地悪から、ちゃんとナイスな頼み方をしろ、と言い返し
(“You need to ask me nicely.”)、
トム・クルーズが怒りを抑えながらも最大限に丁寧な表現に言い直すのです。
(“Colonel Jessep, if it’s not too much trouble, I would like to have a copy of the transfer order…, sir.”)
でもたしかに、敬語に関しては、アメリカ西海岸を中心に、ちゃんと使われない傾向が少しずつ出てきていて、悲しいことだと思います。あ、でもそういった傾向は、日本にもありますね。手紙の末尾に女性だけが使う素敵な響きのことば「かしこ」なんて、もうじき死語になっちゃうんじゃないですか?
立入: 日本ではケータイ文化の浸透で確実に言葉がはしょられてきている気がします。言葉の重みがなくなっているだけでなく、ボキャブラリーも少なくなってきてるんじゃないでしょうかね。新しい言葉もどんどん生まれてきてますが、ほとんどが省略語だったりします。
吉田: 敬語以外にも、日本語のもつ「深み」や「味わい」が英語にはない、とも言われます。それもちょっと違うと思います。冒頭に掲げた「古池や・・」を英訳する試みはあるが、どれもオリジナルの味わいを完全に失っている、という主張を聞きますよね。でもそれは、異なる言語間に横たわる大洋を渡るときの宿命のようなもので、逆に英語から日本語にしたときだって同じように失われるんです。それを失わないようにする努力が、凡庸な訳者と非凡な訳者の差が出るところでもあります。また、どちらの方向にも、名訳というものが生まれるゆえんでもあるわけです。
立入: なるほど。一般に名翻訳家と呼ばれる方々は、そういった部分で確実に実績を出されてるんでしょうね。
吉田: 日本に俳句や詩があるように、英語にもあります。なかでも簡単だけど美しいものを抜粋して紹介するので、せひ読んで味わってみてください。英語のもつ芸術性をちょこっと感じて頂けるのではと思います。
My love feeds on your love, beloved,
and as long as you live it will be in your arms
without leaving mine
- Pablo NerudaThe birds around me hopped and played,
Their thoughts I cannot measure
But the least motion which they made
It seemed a thrill of pleasure.
- William WordsworthBut what do I care, for love will be over so soon,
Let my heart have its say and my mind stand idly by,
For my mind is proud and strong enough to be silent,
It is my heart that makes my songs, not I.
- Sara Teasdale
立入: うぅむ。まだまだ私のレベルでは到底手に負えないレベルですね(笑)
(続く)
吉田氏対談 3 4 5 へ
12 11月 2010
先日立ち上げたラーメンビレッジはブログワールドに参加して、いろいろ学んでみた結果を実験してみるプロジェクトだが、立ち上げて周囲にヒアリングしてみるとビジネスモデルや、サイト構築の視点などでやはり得られるものが多い。今回もNing (ニング) のプラットフォームを使っていて、SNSという形になっている。会員数はまだまだ少ないが、この類のサイトはページビューが非常に多くなる傾向がある。これはつまりアドセンスなどの広告には効果的だろうということで、早速導入してみた。
マーケティングというとやはり主流はフェイスブックである。ツイッターでのマーケティングは何しろエンゲージメントのコストがかかってしまう。かつ一人でやるならつきっきりになってしまい、ともすると自動車で移動しがちなロサンゼルスでは更新できない時間も多くなってしまう。
そこで、フェイスブックページも立ち上げてみた。
フェイスブックは現在5億人というアクティヴユーザーを抱えているので、世界的な展開をしているビジネスならずとも、広告効果はそれなりに期待できる。(高いという指摘がブログワールドであったが)広告はグーグルのAdwordsのシステムよりも簡単に導入でき、かつ、キーワードを設定するごとにフェイスブックユーザー中の広告対象数を表示してくれるなどの機能がありがたい。これは例えば南カリフォルニアに住んでて、ラーメンやアジア料理に興味がある人、という感じの絞り込みができるということ。もっともラーメンビレッジはまだ収益構造が確立されていないので、ここでメンバーを増やすために広告を打ってしまうと大赤字になってしまうから、こちらは先延ばしだ(苦笑) SNS のメンバー獲得はやはりクチコミが大前提である。逆にいうと、この期間は身内などにサイトを見せながら反応を伺う絶好の機会でもあるというわけだ。
さて、まだ発売日が確定していないが、北米の最新ソーシャルメディア事情に関する本も執筆をしたところだし、フェイスブックも日本でのユーザーを順調に増やしているし、ということで、ソーシャルメディアとソーシャルメディア・マーケティング(SMM)について日米のギャップ(良いとか悪いではなく)を埋めるのに何かできることはないかということで、またしてもSNSの構築を考えてみた。
Ning を使えば簡単にフレームワークは構築できる。

筆者はこれまでに数十のネットワークを作っていて、慣れているのでここまで正味3時間弱というところだ。
名前は。。。「ソーシャルメディア通信」 安直過ぎ(爆)
毎回まともなネーミングが思いつかない、というか凝った名前を考える気もしないのはどうしてか、というと変にSEOを意識するからなのかもしれない。前回つくった電子出版SNSには現在でも200名を超える参加者がいるが、そちらの名前はそのまま「電子出版SNS」だった。前回の反省をいろいろ踏まえての作り込みということになる。(ネーミング以外)
このサービス、正式ローンチは来週からになる予定だが、内容は下記のようなものになる予定
ソーシャルメディアに関連するニュースのアグリゲーション
北米からの最新情報配信とその翻訳(リクエストに応じて記事などを翻訳することも検討中)
フォーラム(質問や意見・情報交換など)
画像・動画ギャラリー
メンバー間のサービス紹介・PR
特に翻訳のサービスが重要だと思っている理由は、今回「ソーシャルメディア革命」を執筆するにあたって、情報収集をしている過程で不正確な翻訳文によくでくわしたこと。特にこれはソーシャルメディア・マーケティングに関連するサイトで多かった。場合によると少しの誤訳で意味が正反対になってしまうということもある。これからソーシャルメディアが日本でもうまく立ち上がってもらうことを願う筆者としては、そこは看過できない部分だと感じたからだ。
残念ながらNingは無料サービスを打ち切ってしまっているので、管理費などをカバーするために有料制にせざるを得ないのだが、まだポリシーを決定しておらず、とりあえずしばらくは無料にする予定なので、このエントリーを見て興味をもたれた方はすぐにご参加どうぞ!(ちなみに最近NingはProのサービスを拡充してきており、かなり良いものになってきている。本SNSはPlusからスタートするが、できたらProに移行していきたいところだ)
一応年明けから20ドル(あるいは10ドル)を一回きりの入会費にしようかと考えているのだが、今回は一ヶ月のお試し期間を儲けるなど、これまでと違う趣向を凝らそうと考えている。無料会員だけにしてしまうと、コミュニティの盛り上がりに欠けるというのが前回の電子出版SNSでの反省だったし、やはり草の根ブロガーとしては何とか執筆に集中できるような経済対策も必要(笑)なので、ご協力頂ければ幸いである。
11 11月 2010
今朝車を運転中にふとiPhoneをみたら、「1がいっぱい並んでる!!」と思わずスクリーンショットを取ってしまいました。(幸い信号待ち中でした)
でも考えたら、来年のこの時間は1が10個並ぶわけですね、すごいですねー。いや、何となく。
記念エントリーでした(笑)
10 11月 2010
ほんとそうですね。やっぱり映画は、何が何でも原語で楽しんでほしい。もし一回でわかりにくかったら、2度でも3度でも観てほしい。そうする
と、印象に残る名セリフ、大好きなセリフ、自分も言えたらかっこいいだろうなー、と思えるセリフ、などに出会えます。
私の個人的な例をあげていいですか?
映画「クリムゾン・タイド」で、原潜の艦長(ジーン・ハックマン)と副艦長(デンゼル・ワシントン)が、核ミサイルの発射をめぐって大激論を交わす場面。

「シティ・オブ・エンジェル」で、天使セス(ニコラス・ケイジ)が図書館で心臓外科医マギー(メグ・ライアン)にヘミングウェイによるオイスターと白ワインの描写を読んで聞かせる場面。
「コンタクト」で、宇宙科学者エリー(ジョディ・フォスター)が別の惑星に飛行しながらその景色を口頭で描写し続けるシーン。「So beautiful -
no, no words. They should’ve sent a poet to describe this.」
「ア・フュー・グッド・メン」で、エリート弁護士たち(トム・クルーズ、デミ・ムーア) と鬼大佐(ジャック・ニコルソン)とのバトル。
「Iwant the truth! 」 「You can’t handle the truth!」 「My existence,while grotesque and incomprehensible to you, saves lives.」 「I
have neither the time or inclination to explain myself to a man who rises and sleeps under the blanket of the very freedom I
provide and then question the manner in which I provide it. I would rather you just said thank you, and went on your way.」
こういったセリフの、輝き、のようなものって、訳したら絶対失われると思うんです。ていうか完全に失われてます。吹き替えでは。
この点に関連して、もう一つ興味深い話題があります。「ハウルの動く城」ご存じ宮崎駿のアニメ映画です。これの日本語音声での声の出演が、キムタク、倍賞智恵子、美輪明宏といった豪華キャストなんですが、英語音声のほうも負けず劣らず豪華キャストなんですね。ソフィー役にジーン・シモンズ、ハウル役にクリスチャン・ベール。で何が言いたいかというと、両方を聞き比べた場合、英語で聞いたほうが断然良い、という意見を、複数のバイリンガルの人から聞いたことがあります。
立入さんもぜひ聞き比べてみて下さい。DVD貸しますから。
あ、この話は、英語の話題そのものから離れてしまいましたね。ハウルの日英語のできばえは、言語の優劣ではなく、声優ごとの優劣や、俳優や声優のレベルや層の厚みの日米差といった問題でしょうからね。
では、話を英語にまつわるもう少し具体的な事例に戻しましょうか(笑)
<続く>
吉田氏対談 2 3 4 へ
3 11月 2010
先日のLAライブを行ったPlaying for Changeのプロデューサーである、マーク・ジョンソン (Mark Johnson)をインタビューした。
詳しい内容はまた後ほどアップするが、詳細はもうすぐ出版される予定であるソーシャルメディアを取り扱う、意力二冊目の著作にても取り上げる予定。

Playing for Change は元々音楽業界にいたマークがニューヨークに仕事で滞在している途中に目撃した、地下鉄内のライブに感銘を受けた始まったプロジェクト。
スタンド・バイ・ミーなどの名曲を世界中の人が演奏した画像をつなげていき、音楽が国境や文化を超えて人々を一つにするというさまを伝えている何ともクールな企画だ。この撮影と録音のために、マークは忙しく世界中を跳び回っており、ウェブサイトには世界の100カ国以上の国々からアクセスがあるという。(それを裏付けるように、グーグルのページランクも7という高い数値を示している。オンラインマーケティングに詳しい方ならお分かり頂けるかと思うが、会員を集めるようなウェブサービスや巨大ポータルを除いて、7という数値を獲得するのは並大抵のことではない。ちなみに当意力ブログは3、世界的に有名なスピーチフォーラムのTEDが8である)
チェンジには変化という意味の他に、「小銭」の意味もあり、地下鉄内にいたパフォーマーがまさに小銭のためにプレイ(演奏)していることをもじって名付けられたのだそうだ。それから、具体的にはサンタモニカのプロムナードで始まった、この運動はアメリカでも超有名な熱烈な最初のフォロワーを数人つけたことで、どんどんその勢いを加速していき、YouTubeに掲載中のビデオは数千万回を超えるビューとなり、社会運動になりつつある。「音楽で世界の人々の心を一つにする」という変革のビジョンを熱っぽく語ってくれたマークは、まさに音楽界のソーシャルメディア・グールーである。来年以降は日本での活動も活発していくようなので、日本の皆さんもぜひとも期待頂きたい。
インタビューの内容はコチラ
Stand By Me と並ぶ名作 “One Love”
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プレイング・フォー・チェンジ (Playing for Change) のプロデューサー マーク ジョンソンを直撃インタビュー2
Playing for Change LA公演
Playing for Change US Tour starting this weekend!
15 10月 2010
BlogWorld は New Media Expo という本来は別のイベントと合同で行われるようになった。そのため、コンファレンス(パネルディスカッションやスピーチ)以外にもソーシャルメディア関連のビジネスが展示をするEXPOが並行して開催されている。他のショーに比べると非常に安い値段で展示できるのが魅力だ。ぜひとも来年は日本からの出展社も期待したい。
注目はこちら。何とコンパニオンはLuxorのセクシーショー、Fantasyの現役ダンサーとのこと。かなり異色で際立ってました。

(続く)
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15 10月 2010
名物ビデオ・ポッドキャスト番組GeekBeat.TVのCali Lewis (カリ・ルイス) とのBlogWorld(ブログワールド)でのインタビューの終わりにアジアに向けてのソーシャルメディアに関するメッセージをリクエストしたら、快諾してくれた。あまりに準備時間がなかったので、本人に苦労させてしまったようだが、何とかけなげにこなしてくれたあたり、彼女の人のよさがにじみ出ている。
GeekBeat.TVには専用のiPhone Appがあり、動画を手軽に視聴できるようになっている。何かと忙しいギーク(オタク)のために、一本あたりは2、3分と短い構成だ。
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14 10月 2010
ネットワークランチをしているところに開催者側から連絡があり、申し込んでいたいくつかのインタビュー候補のうち一人がつかまったという。
誰かと思えば、それはCali Lewisでした。ビデオポッドキャストで看板番組をもち、アメリカのギーク業界ではその名を知らない者はいないくらい有名な人物。現在はGeekBriefの後継として、GeekBeat.TVで活躍している。はっきり言って、ソーシャルメディア業界の女性の中でもトップクラスの有名人で、筆者もよく番組を見ているので、急な告知にも関わらず取材を受け付けてくれたことはとても嬉しかった! (インタビュー内容については次のレポートで取り上げる)
次に参加したセッションのタイトルは “The Blogger Killed the Author & The Publisher Hid The Body x” というもの。なんだかよく分からないが、ブログ出版に関するセッションだと思い参加してみた。

スピーカーはHadji Willisams(電子出版社、音楽関係では著名なコピーライター、@blackcanseco、KS52)、Ellen Gerstein(Director of Marketing at Wiley, @elleninthecity)、CC Chapman(Digital Dadsの創設者、KS57)、Susan T.Spencer、そしてJustin Branch(写真家?)。
ディスカッションの内容は、如何にしてブログから出版に結びつけるのか。過去の状況や、出版社の目に留まるような条件などを執筆者、編集者、出版社など複数の視点で解説され、ブログ作家を志す筆者としては興味深い内容ばかりだった。ブログ出版は日本と同様にアメリカでもかなりのブームになっているようだが、単に話題になるだけでは出版社は興味をもたないらしく、読者とどういうポジティブな「エンゲージメント」が成されているかという点を注意深く解析するという点が特に参考になった。どういう「プラットフォーム」を作家がもっているかというのがカギだというコメント、そして電子出版についての話も飛び出した。
アメリカで今後ブログ発で成功が見込まれるジャンルは?という問いかけに対しての答えはロマンスだったというのはちょっと驚いたが、やはり男女問わずに人気になり安定して売れるということなのだろうか。そして、読者層がどんどん高齢化していっているので、若年層にアピールできる本が出版社にとって魅力的だという指摘もあった。セッション後はXXX for Dummiesシリーズを出版している名門出版社Wileyの担当と名刺交換をした。こういう直接ビジネスにつながる特典が多いのもこのイベントの価値をぐんと引き上げてくれる。
(ちなみに今や紙の本を出版する時に電子版が供給されていないと、ユーザーからすごい勢いでお叱りの声を受けるらしい)
その後はCali のインタビュー。時間が少ししかなかったが、もう一つの「雑誌媒体」に関するソーシャルメディアのセッションにも少しだけ顔を出した。
セッションはパネル・ディスカッション形式で、タイトルは “We Run Your Culture: How Magazines Are Using Social Media To Curate Culture”。

スピーカーは Aysa Shein, Kimberly Hines, Manya Susoev(ラスベガス大手のイベント会社The Light Groupのインタラクティブマーケティング部門担当、KS34), Sheila Dowd。
その後は本日を締めくくるクロージングの基調講演。
この日を締めくくったのは二人の対談で、ゲストは名物クイズ番組”Are You Smarter than 5th Grader?”やドナルド・トランプの冠番組”Apprentice”などを手がけた名プロデューサーのMark Burnett、そしてホストがソーシャルメディアを語らせたらこの人の右に出る者はいないとまで言われる大家Brian Solis(Engageの著者、次世代メディアマーケティング&ブランディング・エージェンシーのFuture Worksの会長、KSは何と脅威の93!)彼の姿を一目見ようとその場にかけつけた人で会場はほぼ満席だった。かなりのカリスマぶりだ。
(次はいよいよCali Lewisのインタビュー!)
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