15 10月 2010
名物ビデオ・ポッドキャスト番組GeekBeat.TVのCali Lewis (カリ・ルイス) とのBlogWorld(ブログワールド)でのインタビューの終わりにアジアに向けてのソーシャルメディアに関するメッセージをリクエストしたら、快諾してくれた。あまりに準備時間がなかったので、本人に苦労させてしまったようだが、何とかけなげにこなしてくれたあたり、彼女の人のよさがにじみ出ている。
GeekBeat.TVには専用のiPhone Appがあり、動画を手軽に視聴できるようになっている。何かと忙しいギーク(オタク)のために、一本あたりは2、3分と短い構成だ。
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15 10月 2010
(GeekBeat.TVのiPhone Appまで作っているCali Lewisへのインタビューの続き) 前編はコチラ
W: このBlogWorldのイベントを大手がスポンサーしてるっていうことも、ソーシャルメディアの拡大についてのゆるぎない証拠だと言えますよね。
C: その通り!これまで大企業というのは本当に難しい部分が多かったけど、彼らもソーシャルメディアの動きを否定しきれなくなってきているということ。特にFordみたいなアメリカを代表する企業がスポンサー(*FordはKODAK、MANDALAY BAYと並んでGOLDスポンサーである)をしてくれるということは本当に大きな変革が起こっていることだと思う。もちろん彼ら、つまり意思決定権を持っている人たちのことなんだけど、そういう人たちを啓蒙していくことは時にすごく難しい場合が多い。そういうコンサルティングもしているから、よく分かるわ。でもやっていくしかないと思う。
W: パネルディスカッションの中にも「頭のカタい上司に、どうやってソーシャルメディアの意義を説明するか」みたいなセッションがありますね。
C: そうそう。上司を直接説得することもあるし、部下に方法を教えていくことも重要なことだと思う。
W: これからの1~2年間を見たときにソーシャルメディアのどういう部分が大きく成長していきそうだと考えますか?
C: どういう部分って?
W: どういう切り口でもいいんだけど、例えば技術とか、分野とか、プラットフォームとか。。。
C: 最初に思い浮かぶのはロケーション(位置情報)ベースのビジネスだと思うわ。急速に伸びている分野だと思うし、FoursquareとかGowallaとか、知ってると思うけど、どんどん大きくなっていくんじゃないかしら。
W: なるほど。例えば、ここにいるブロガーの多くが自分のサイトやブログを使って何とかお金儲けをしていきたいと考えていると思うんですが、例えばハードウェアやガジェットなんかのレビューとかって今後大きくなる可能性あると思いませんか?日本人はシャイだから、あまりしないんだけども。アメリカじゃ盛んですよね?
C: もちろん。とにかくソーシャルメディアで生計を立てようとするということは、普通のビジネスをするのとまったく変わらない。その点で、ブランディング、特にパーソナル・ブランディングが重要になってくるということは言うまでもないと思うけど、本当に重要なことだわ。
W: Caliが成功したみたいにね(笑)
C: 私はその点で、かなり早い時期にビデオ・ポッドキャストで成功した例になったけど、それは当時そういうことをしてた人が10人くらいしかいなかったから。今なら高校生でもYouTubeに動画をアップロードしてるよね。
W: 時代は変わったよね、確かに。
C: あと、これもビジネスと同じことなんだけど、収益源をできるだけ増やしていくことができるようにすることね。マーサ・スチュワートを見て、彼女は講演をしたり本を売ったり、自分の製品を売ったり、いろんな方法で収益を確保していく工夫をしている。私たちも見習うべきだわ。ソーシャルメディアはまったく新しいメディアで、まさに光の速さで進歩していくから、まだまだこれからどういう可能性があるかは分からない。大事なのは「ルールに縛られない」ということだと思うの、だってまだまだ始まったばかりの市場なんだから、とにかく既成概念に囚われず、何でも自由にやっていくしかない。そうして自分の個性をうまく引き出してアピールしていくことが成功につながると思う。
W: 昨日ちょうどLuxorのSocial Rewardsプログラムのローンチパーティに参加してきました。インフルエンサーに直接広告主が還元していくという動きがどんどん拡大していってるみたいですね。だけど、例えば電子出版で「中貫き」が起こることに危機感を募らせた業者が多いように、これからソーシャルメディアが拡大していく中で既存の勢力が流れに反対していて抵抗していくということが起こると思いますか?
C: 抵抗というのじゃないと思うけど、社会が変化する以上、企業側も変化していくことは間違いなく必要ね。
W: 抵抗してても時代の流れで、どんどん潰れていくだけなんだけどね。ブロックバスター(レンタルビデオチェーン最大手)やタワーレコードが倒産したみたいに。
C: そうなの。だから、流れに逆らわず、早めに対応することを考えたほうが懸命よね。
W: その通りだと思います。ところでアジアに行ったことはありますか?
C: いいえ、残念ながら、これまであまり海外に出たことはないの。カナダは数に入らないし、オーストラリアに行ったくらい。
W: 日本にもチャンスがあれば行ってみたいと思いますか?
C: 勿論です!今年まではいろいろあって、なかなか海外に出られなかったけれども、来年はそういう機会を増やしていきたいと考えてます。具体的な話があればいつでも教えてくださいね。
W: 日本でもソーシャルメディアがもっと普及すればいいと思ってるんですが、日本では匿名性が重んじられることとか、シャイだったりするとか、いろいろ違いがあって、なかなか先に進まないような気がします。
C: 話を聞いている限りでは、日本では少し時間がかかるかも知れないけれども、地域によって人は変わるし、それは仕方ないことだから。でもプッシュは、しないよりはどんどんしていった方がいいと思う。ネットを通して人がつながっていって、みんながフレンドになるってものすごく素晴らしいこと。例えばツイッターで長い間フォローしあったり、やりとりしたりしていると、初めて会った時にも初対面、て感じじゃなくて、いきなりハグしたくなるものなのよね。そういう良さをどんどん伝えていきたいと思っているの。
W: 本を出したりする予定はない?
C: 書きたいとはいつも思ってるんだけど、これと言ったテーマが思いつかなくて。FacebookとかTwitterとか、そういうの書いてもすぐに古くなっちゃうでしょう。
W: 自叙伝でいいんじゃないのかな、みんな興味あると思うけど(笑)
C: う~ん、ちょっと今は考えられないかなぁ(笑)
W: Caliの番組(GeekBeat.TV)にはアジア系のファンもきっと多いと思うんだけど。
C: たくさんいると思うわ。
W: 来年はぜひともアジアに来てくださいね!
C: 本当に、そうなればいいんだけど。みなさんによろしく伝えてくださいね。
W: 今日は本当に急な告知にも関わらず快諾してくれて、ありがとう。みんな喜ぶと思います。
C: どういたしまして。またどこかでお会いしましょう!
(対談 終)
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14 10月 2010
日本ではあまりご存知ない方も多いかも知れないが、Cali Lewis(カリ・ルイス)と言えば、(少なくとも一部の業界では)恐らくアメリカでも最も有名なソーシャルメディア出身の有名人である。あまりに有名になりすぎて最近では普通のテレビにもどんどん露出を増やしている。語弊を恐れずに言えば、例えば日本だとIT戦士の岡田有花(ITメディア)さんと、しょこたんと、真鍋かをりを足したくらいの人物ではないだろうか。
急な告知にも関わらず、インタビューを気軽に引き受けた彼女は(旧)GeekBriefTVでいつもフレンドリーに話しているのと、まったく同じ感じで対応してくれた。
例えばGoogleでイメージ検索にかけてもらえばすごい数の画像がでてくるくらいの、かなりの有名人物なのに、BlogWorldの主催者側からいきなりメールアドレスと携帯番号が飛んできて、「会いたいそうだから直接連絡してくれ」と言われた時にはかなり焦った。しかし、筆者にとってはこのイベントに来ている他の超有名なソーシャルメディアグールーよりも、以前から知っているCaliとのインタビューのほうが気持ちがのるというものである。長いこと知ってるので予備知識もそれほど要らずに本題に入ることができた。
対談内容は以下の通り(W=筆者、C=Cali)
W: 自己紹介をお願いします。日本にはまだCaliのことを知らない方も多いので。
C: はい。GeekBeatTVというネット上の番組で3~5分くらいのビデオ・ポッドキャストをやっています。週に3日更新されてて、主にテクノロジー系の情報を扱っているの。
W: どうして、それをするようになったんですか?
C: 2005年までは普通に会社に勤めてたんだけど、なんだか全く違うことをやりたくなって、ビデオポッドキャストを始めたの。2006年には完全に独立して、それだけをやっていけるようになったわ。タイミングがよかったんだと思うの、ちょうど2005年くらいからiPodがビデオにも対応し始めて、みんなはコンテンツを探していたから。テクノロジーについてのみんなのリテラシーを高めることが、私にとってのミッションだと思ってるわ。
W: タイミングだけじゃなくて、Caliが人気の原因だったと思うんだけど?
C: ははは。でもそこまで言うだけの自信はないわ、でもありがとう。
W: ITには昔から興味が?
C: ええ、14歳の時には自分でホームページを作成してたりしてた、当時はHTMLしかなかったけど。それからJAVAやPHPとかにも興味を持ち始めて。
W: では、今回はどういう理由でこのBlogWorldにいらしたんですか?
C: 土曜日に二つのセッションを予定しているんです。一つはビデオストリーミングについて、そしてもう一つはイベントの締めの基調講演です。
W: なるほど。BlogWorldとの出会いは?
C: BlogWorld は以前からあるNew Media Expo というイベントとコンビを組むことになったんだけど、以前はNMEに顔を出してて、BlogWorldに変わってからはこちらへ。毎年都合がつく時にはできるだけ来るようにしてるのよ。
W: BlogWorldの参加者って、みんなすごくリテラシーが高くてびっくりしてるんだけど。
C: そうなのよね、ここの人たちからはとっても刺激を受けるし、情報共有もたくさんできる。啓蒙活動に興味がある私にとってはこのイベントは欠かせないものなのよ。
W: 私もソーシャルメディアはどんどん拡大していってるのを、ここに来て如実に感じてるところです。
C: まったくその通りだわ。例えば、私はOpen Campというイベントを、8月に地元のダラス(テキサス州)で開催したんだけど、そこには600名の参加者が集まったし、スピーカーも60人以上参加してくれて大成功だったのよ。
W: どういうイベントなの?
C: 例えばワードプレス(注:ブログツール)にもワークショップがあるでしょう?
W: ここのセッションでも一つ Word Press3.0 というタイトルのがありますよね。
C: そうそう。そういうやつなんだけど、みんなをアプリやツールで区別して分裂させるよりは、ソーシャルメディアに関してみんなまとめて教育できるような場所を作り出したいと思ったのよ。すごいことに、そこには米軍のGolden Knights(ゴールデン・ナイト)というパラシュート部隊まで参加したのよ。軍隊ではずっと昔のやり方にこだわってきたんだけど、いよいよ彼らでさえもソーシャルメディアの威力を認めて、積極的に学ぼうとしてるってことなの。画期的だと思わない?彼らは多い時には一日に20回も落下するの、特殊な環境で働いている人達よ。
(後編に続く)
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14 10月 2010
ネットワークランチをしているところに開催者側から連絡があり、申し込んでいたいくつかのインタビュー候補のうち一人がつかまったという。
誰かと思えば、それはCali Lewisでした。ビデオポッドキャストで看板番組をもち、アメリカのギーク業界ではその名を知らない者はいないくらい有名な人物。現在はGeekBriefの後継として、GeekBeat.TVで活躍している。はっきり言って、ソーシャルメディア業界の女性の中でもトップクラスの有名人で、筆者もよく番組を見ているので、急な告知にも関わらず取材を受け付けてくれたことはとても嬉しかった! (インタビュー内容については次のレポートで取り上げる)
次に参加したセッションのタイトルは “The Blogger Killed the Author & The Publisher Hid The Body x” というもの。なんだかよく分からないが、ブログ出版に関するセッションだと思い参加してみた。

スピーカーはHadji Willisams(電子出版社、音楽関係では著名なコピーライター、@blackcanseco、KS52)、Ellen Gerstein(Director of Marketing at Wiley, @elleninthecity)、CC Chapman(Digital Dadsの創設者、KS57)、Susan T.Spencer、そしてJustin Branch(写真家?)。
ディスカッションの内容は、如何にしてブログから出版に結びつけるのか。過去の状況や、出版社の目に留まるような条件などを執筆者、編集者、出版社など複数の視点で解説され、ブログ作家を志す筆者としては興味深い内容ばかりだった。ブログ出版は日本と同様にアメリカでもかなりのブームになっているようだが、単に話題になるだけでは出版社は興味をもたないらしく、読者とどういうポジティブな「エンゲージメント」が成されているかという点を注意深く解析するという点が特に参考になった。どういう「プラットフォーム」を作家がもっているかというのがカギだというコメント、そして電子出版についての話も飛び出した。
アメリカで今後ブログ発で成功が見込まれるジャンルは?という問いかけに対しての答えはロマンスだったというのはちょっと驚いたが、やはり男女問わずに人気になり安定して売れるということなのだろうか。そして、読者層がどんどん高齢化していっているので、若年層にアピールできる本が出版社にとって魅力的だという指摘もあった。セッション後はXXX for Dummiesシリーズを出版している名門出版社Wileyの担当と名刺交換をした。こういう直接ビジネスにつながる特典が多いのもこのイベントの価値をぐんと引き上げてくれる。
(ちなみに今や紙の本を出版する時に電子版が供給されていないと、ユーザーからすごい勢いでお叱りの声を受けるらしい)
その後はCali のインタビュー。時間が少ししかなかったが、もう一つの「雑誌媒体」に関するソーシャルメディアのセッションにも少しだけ顔を出した。
セッションはパネル・ディスカッション形式で、タイトルは “We Run Your Culture: How Magazines Are Using Social Media To Curate Culture”。

スピーカーは Aysa Shein, Kimberly Hines, Manya Susoev(ラスベガス大手のイベント会社The Light Groupのインタラクティブマーケティング部門担当、KS34), Sheila Dowd。
その後は本日を締めくくるクロージングの基調講演。
この日を締めくくったのは二人の対談で、ゲストは名物クイズ番組”Are You Smarter than 5th Grader?”やドナルド・トランプの冠番組”Apprentice”などを手がけた名プロデューサーのMark Burnett、そしてホストがソーシャルメディアを語らせたらこの人の右に出る者はいないとまで言われる大家Brian Solis(Engageの著者、次世代メディアマーケティング&ブランディング・エージェンシーのFuture Worksの会長、KSは何と脅威の93!)彼の姿を一目見ようとその場にかけつけた人で会場はほぼ満席だった。かなりのカリスマぶりだ。
(次はいよいよCali Lewisのインタビュー!)
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14 10月 2010
会場は10くらいの部屋に分かれているので、みんな目的の場所を探して歩き回ります。

意力が二つ目にピックしたのはLocation! Location! Location!というパネル・セッション。
パネリストはWayne Sutton(ビデオブロガー、@waynesuton、KS57)、Lawrence Coburn(DoubleDutchの創設者、@lawrencecoburn、KS22) Mike Schneider (大手マーケティング会社Allen&GerritsenのVP、@SchneiderMike、KS45)。
地理情報ベースのサービスの最新情報からソーシャルメディアマーケティングの可能性に迫ります。今もっとも注目を浴びているジャンルだと、後ほどインタビューをした我らがアメリカンギーク界のアイドルCali Lewis (カリ・ルイス, KS77)も言ってました!
印象的だったのはYelpに対してのコメントで、「普段ハンバーガーしか食べてる人に、寿司のレビューをしてもらっても参考にならないじゃないか!」というのがありましたね。ごもっとも。今立ち上げようとしているソーシャルメディアサイトの参考になりました、とても。筆者的には普通の一方通行のプレゼンよりもインタラクティブなパネルディスカッションのほうが聞きやすいですね。質問もバシバシ飛びますしね。
その後はみんなでネットワークランチへ。このコンファレンスに来ている人たちは、一番安いEXPO(展示会)だけのチケットと違い、500ドルとかのフィーを払って、さらにあちこちから飛んでくるということで、ランチは結構豪勢でした。(え、私?もちろんプレス特権の濫用ということでお仲間に 笑)
10人がけのテーブルがだだっぴろい大ホールにところ狭しと並べられ、ウェイターが頑張って食事を運んでました。メニューはサラダとステーキ、デザートにはムースとコーヒーがでて、フルコースをご満悦という感じです。食わないと書けません、もといつぶやけませんからね!
(続く)
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14 10月 2010
今日いよいよ世界最大のソーシャルメディアコンファレンスであるBlogWorld2010がラスベガスのMandalay Bayにて開幕しました。
スタッフによると昨年からは50%増の参加者ということで、4000名はゆうで超えているのかも知れません。コンファレンス棟の1F部分を借り切ってやってるんですが、とにかくすごい人です。また参加者の半数以上がブロガー、残りもソーシャルメディアに関連しているビジネスをやっている人ばかりということで、WiFi環境なんかもバッチリ整っています。
Twitterでライブ中継をしております。先日新しく作った英語用のTwitterアカウント(@willtachiiri)でも英語でつぶやいてます。参加者の年齢層は25~50くらいと幅広い感じで、恐らく女性の方が若干男性より多いのではないでしょうか。(47:53くらいか?)会場はアーリーアダプターの方で溢れています。ファーストアダプターという言葉も出たくらい、ソーシャルメディア関連のオンラインツールには卓越している方々ばかりです。
アメリカでは泣く子も黙るような、超有名なブロガーやソーシャルメディアグールーが何人も参加しており、会場はかなりフレンドリーな感じです。爆発的に拡大するソーシャルメディアについて、最新の情報を仕入れられるばかりかコネクトすることもできるという、とても貴重な機会なのですが、今年は日本人のプレスは私一人(日本人の参加者は3人いるが、北米在住者ばかり)なので、ぜひとも来年は日本からも多く参加頂きたいと思います。(到底一人ではカバーし切れませんし、普段滅多に会えない人達とインタビューするチャンスがあります)
まずはキーノートスピーチ。朝の8時半という早い時間から始まったにも関わらず、大勢が詰め掛けた。
話したのはソーシャルメディアの大家で最近自分の会社と同じ名前の著作 “UnMarketing” を出版したScott Stratten(ネット上でのインフルエンサーとしての力を示す指標であるKloutScoreは脅威の80!!)
足早にソーシャルメディアのトレンドを紹介していきました。Scottはツイッター界ではトップクラスのインフルエンサーで、完全なネット中毒ですね(笑) UnMarketingとは「マーケティング」をする時代は終わり、顧客と「エンゲージ」することが重要だという意味だそうです。書籍のサイン会もしてました。
その後はそれぞれのカテゴリに分かれてのコンファレンスセッションに入ります。プレゼンターが一人でプレゼンをして後で質疑応答をするタイプ、プレゼンをしながら質疑応答も並行して進めていくタイプ、そしてモデレーターとパネリストがディスカッションするタイプなど様々なタイプがあります。
主なカテゴリーは
Social Media Business Summit
Tourism
Real Estate Blogworld
Milblogging
Social HealthとSocial Health (Breakout)
Music & Entertainment
Problogger
の7つに分かれています。それぞれのグループで午前中二つ、午後に二つのセッションがあり、昼休みにはネットワーク・ランチ、午後に一つ基調講演が入り、最後は5時15分からのクロージングスピーチで終わります。会場で配布されたパンフレットにはソーシャルメディア界の重鎮が勢ぞろい、数えてみたらその数なんと300人!
選択肢が多くて悩んだのですが、最初にピックしたのは “The Art & Science of Scaling Social Media” (ソーシャルメディアをスケール化するための手法)でした。ホストはソーシャルメディアでは世界でも最大で歴史のあるメディアエージェンシー、SMGの創設者であるMaggie Fox (@maggiefox、KS51)。
質疑応答でもオンラインマーケティング用語が容赦なく飛び交う専門的なディスカッションでした。DiggやTwitter、StumbleUponにOutbrainとさまざまなツールの利用効果について詳しい説明がなされました。FacebookはDiggやTwitterに比べると広告の費用対効果が低いとか、消費者の反感を買わずにうまく広告を紛れ込ませるテクニックなど、実のある話ばかり。タイミングが全て、という言葉が印象的なセッションでした。
(続く)
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14 10月 2010
いよいよ本日からイベントが開催される。
昨夜はソーシャルメディアを活用したポイントプログラムのSocial RewardsがLuxorと提携したプログラムのローンチパーティが開催された。場所はピラミッド型をしたLuxorホテルの最上階にあるVIPスイートルーム。
主催者の一人、Social RewardsのCo-FounderであるMike Uesugi氏とマック関連のセキュリティソフトを販売しているNick。
他にもTwitter関連のPureplayベンチャーの社長さんやKloutで70点台のスコアをもっている人など、ツワモノぞろい。今日から始まる本イベントがとても楽しみだ。
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PS:ちなみに本エントリーが記念すべき意力ブログ400本目のエントリーでした。昨年はかなりエントリー数が少なかったので、頑張って取り返していきたいと思います。引き続き意力をどうぞよろしくお願いします!
13 10月 2010
今週から始まる世界最大のソーシャルメディア・コンファレンスであるBlogWorldがいよいよ明日からスタートする。
今アメリカでは空前の盛り上がりを見せている、ソーシャルメディアとソーシャルマーケティングの最前線の模様を当ブログでも(ほぼ独占的に)お伝えしていきたい。Tweetもしていく予定なので、@tachiiri (日本語)か@willtachiiri (English)をフォロー頂ければと思う。
これまでLA在住の日本人の視点でソーシャルメディアブロガーとしての活動を続けてきたが、ソーシャルメディアでは誰もが情報を発信できるだけにインフルエンサーになるためにはどうしても自分自身の「ニッチ」や「個性」というものが必要になる。そして最大の武器は常に「スピード」だ。最近Tumblrでの英語のブログ “Dr.Wil’s Japan Reportz“をスタートしたのを皮切りに英語での執筆を増やしていこうと思うが、ここでもまた一から自分の「ニッチ」を探し出す必要がある。過去の経験がもちろんものをいう訳であるが、アメリカのソーシャルメディアは本当にダイナミックに動いていて、日本は現時点ではかなり取り残されている「村八分」の状態だ。(もともと島国なので致し方ないのだが)
電子出版についての著作の次はソーシャルメディア関連で何冊か書きたいと考えていて、現在連載中のウィキペディアンの憂鬱と並行して「ソーシャルメディア革命 日本だけが知らない近未来図(仮称)」という本を緊急執筆し始めたところだ。このソーシャルメディアの動きをつぶさにおいかけていると、資本主義の次のパラダイムが見えてくる、そういう結論になりそうなのだが、筆者の考えが正しいかどうかをぜひとも自分の目でBlogWorldで確認してきたい。CEOのRick Calvert氏とのインタビューは現地時間で金曜日の午後7時からを予定している。
というわけで、ご存知の方も多いが、Social Media Revolution 2 の日本語字幕付きの動画を紹介する。筆者が好きなDid You Knowシリーズにそっくりだが、啓蒙的という点では分かりやすくていい。前作のSocial Media Revolutionは230万回以上も視聴されている。
11 10月 2010
非常に楽しみにしていた実力派女流棋士VSコンピュータ連合軍の対決はどうやらコンピュータに軍配が上がったらしい。
しかし、棋譜を見るとコンピュータ側は(5手目の角交換を除けば)一度も大手をかけられていないという大差。掲示板などでは男性プロ棋士の目ではない、などという意見と、いや、すでに羽生名人クラスでも危なくなってきているのではないかという意見に分かれている。(一人だけを出して、スケープゴートにするのはかわいそうだから、C級のリーグに参加させてみたらいいという面白い意見も飛び出しているようだ)
筆者の棋力では到底解説できないのだが、あから側の指し手についてはほぼ読み筋だったと清水王将は答えている。
<対戦内容>
開始日時:2010/10/11
棋戦:特別対局
持ち時間:3時間
場所:東京大学
先手:清水市代女流王将
後手:あから2010
<棋譜>
▲2六歩△3四歩▲7六歩△3三角▲同角成△同桂▲7八金△4二飛▲4八銀△6二玉▲6八玉△7二玉▲2五歩△8二玉▲7七玉△2二飛▲8八玉△7二銀▲5六歩△4二銀▲3六歩△5四歩▲3七桂△5三銀▲9八香△4四角▲7七角△同角成▲同金△6四銀▲5九金△4四角▲4六歩△6五銀▲4五歩△同桂
▲同桂△5六銀▲5三桂打△5一金左▲6一桂成△同金▲6六金打△4五銀▲2四歩△同歩▲3一角△2三飛▲4二角成△7四桂▲5七銀△8五桂▲6八金△7七桂成▲同金△6六桂▲同銀△5二金打▲3二馬△2二飛▲同馬△同角▲8六桂△6九金▲7八金△5七角▲7七銀△5六銀▲5八飛△5五角▲4九飛△7九金▲同金△6七銀成▲5七飛△同成銀▲6六角△5八飛▲9九玉
△8五銀▲5九金△3八飛成▲5七角△8六銀▲6六銀打△9五桂
まで86手で後手勝ち
棋譜はコチラで再現されている。
うぅむ。。。やはり米長先生のいうとおり、後手60手目の2二飛の返しは3一馬だったかなぁ。少なくとも後から見るとそう思う。居飛車も生きてくるし、角を渡したことでいきなり後手の攻撃が速くなったような。結局飛車も受けにしか使えなかったし。。。しかし、それでも攻め切れたのかどうか疑問。なんてったって後手の美濃囲いは無傷だし。
ちなみにコンピュータ側のスペックはこんなもの↓だったとか。
【あから2010】
•情報処理学会の「トッププロ棋士に勝つ将棋プロジェクト」特製システム
•阿伽羅(あから)は10の224乗という数を表し、将棋の局面の数がこの数に近いことに因んで命名
•ハードウエア部
-東京大学クラスターマシン:
-Intel Xeon 2.80GHz, 4 cores 109台
-Intel Xeon 2.40GHz, 4 cores 60台
合計 169台 676 cores
-バックアップマシン:4プログラムそれぞれについて1台ずつ
-CPU: Xeon W3680 3.33GHz 6cores
-Memory: 24GB (DDR3 UMB ECC 4GBx6)
DEEP BLUEがチェスで王者を負かした時には、なんというかコンピュータのすごさを感じたものだが、今回ばかりは最後の砦的な将棋でも人間が負ける日が近づいているのかと思うと、何とも寂しい気持ちだ。前回BONANZAが渡辺竜王と対決した時にコンピュータが人間に勝つにはあと50年はかかるとか言われてたんですが、なんか、そんな感じはしなくなってきましたね。次は人間が圧勝、というのを見てみたいですね。
いずれにせよ清水棋士、お疲れ様でした!
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7 10月 2010
ノーベル文学賞を受賞することは作家としての筆者の一つの目標である。なんだか途方もない目標のようだが、千里の道も一歩から、という通りそれが何十年先であっても目標を決めて、一歩ずつ進むことしかないと思う。
というわけで今年も注目していたノーベル文学賞、村上春樹氏が前評判では2位まで浮上していたということできっと日本でも盛り上がっていたのだろうが、残念ながら受賞を逃した。選ばれたのはMario Vargas Llosa(マリオ・バルガス・リョサ)というペルーの作家。政治家としての横顔もあるらしい。
注目の受賞理由は
“for his cartography of structures of power and his trenchant images of the individual’s resistance, revolt, and defeat”
ずっと速報を流していた今や洋書に関するニュースの定番サイト「洋書ニュース」の渡辺さんは上記を下記のように訳して受賞内容を伝えている。
「権力構造を明瞭に示し、人々の抵抗、反抗、そして敗北のイメージを鋭く表現していること」
そう、ノーベル賞は多分に政治色が強い。(平和賞がその最たるものだが) 受賞しようとなると、一体どういう作品を書いたらいいのだろうか、と周りが誰も相手にしてくれなくとも一人で自問自答(笑) とにかくマリオさん、おめでとうございます!
化学賞では日本人二人が見事受賞。根岸さん、鈴木さんおめでとうございます!