28 4月 2009
“Where there’s a will, there’s a way” (意思あるところに道あり=為せば成る)は高校時代からの私の座右の銘であり、日本語では上杉鷹山の格言として有名なのはみなさんもご存知だと思う。が、先日久しぶりに大阪に出張した際に訪れた某VC関係者の社長室の壁に表記のような言葉を書いた色紙を発見した。感じるところがあって思わず「名言ですね」と言ったところ、どうやら同社の先代社長がしたためたものらしい。
徹すれば成る
何度読み起こしても深いものを感じる。起業は初志貫徹、辛い時にこそ勇気を振り絞って前進しなければと改めて意思の力(意力)の重要性を感じた次第である。起業家・経営者の皆さん、逆境に負けず何とかがんばりましょう!!
25 4月 2009
Twitterは140文字以内の短いテキストで「今何をしているか」を知人や友人あるいはその他の人に伝えることを主眼にしたウェブサービスで2006年7月にObvious社により立ち上げられた。(日本ではデジタルガレージ社が出資するとともに日本語版の開発で提携していることが知られている) この新ITサービスも立ち上がった時はすごい勢いで盛り上がっていたが、しばらくしてから他のWeb2.0やSNSと同様に動きが鎮静化していたと思っていた。
が、ここに来てにわかにブームが再燃しているようで、この過去数ヶ月というもの、とにかくあちこちでその名前を聞くようになった。私個人の実感としてはフェイスブックはもはや「常識」となり、マイスペースは一部のアート志向の若者やクリエイターが活動をするに留まり、Twitterではとりあえず有名人をフォローするという感じ。TVショーの有名ホストであるオプラが50万人を超えるFollowerを集めたとか、彼女の最初の発言(Tweet)は何か、といった話題がいろんなメディアで大きく取り上げられた。
(参考:Twitterで注目を集めている著名人)
バラック・オバマ
オプラ (Oprah Winfrey)
どこぞの著名アルファブロガーも欧州でのIT系の会議で「Web2.0は死んだ。これからはTwitterだ!」と豪語したというが、ここにきてのこの熱気には何か腑に落ちないものを感じる。なんで今更!?という感じである。
(参考リンク:ウェブ2.0は死んだ!?
急にあちこちで同じタイミングで騒ぎ出すこの騒ぎの背後に、いわゆるアナログな広告代理店系の宣伝活動なようなものに代表されるような大衆心理操作を感じるからだ。ここ最近の大不況でアメリカでは外出せずにTVを見る人が増えているといいTVコマーシャル産業にも活気がでてきているという。野球(MLB)やバスケ(NBA)市場もかなり人気だそうだ、ゴルフ産業は低迷しているといわれているが、プレイしている人は減っているものの、TV観戦は依然盛んだと思うし、恐らく先日のマスターズ中継などはむしろ去年よりも注目を浴びたのではないだろうか?(iphoneでマスターズ専用のAppが出ていたのには驚いた) 今回の盛り上がりはTVやラジオといった旧マスメディアが牽引している部分が多いのが特徴的である、というのもマイスペースやフェイスブックなどのサービスが盛り上がったのはあくまでもネット上で、メディア(主にWSJと雑誌)はそれを喧伝していたに過ぎない。というのもマイスペースやフェイスブックが盛り上がったところで、TVやラジオとの相乗効果が得られるというよりはむしろ注意(時間)がいってしまうことのほうが多いからだ。この点で、増え続けてきた一般市民のネットへのアクセス時間は既存メディアには脅威であったには違いない。
では何が腑に落ちないかというと、自己の作品やプロフィールを積極的にアピールできるマイスペースやフェイスブック、Linked InなどのSNSとは異なり、Twitter上では自身の情報発信は近況報告とかコメントに制限され、それ以外の活動といえばあくまでもすでに知っている誰か、あるいは興味をもっている誰かを追いかけるという受動的な活動が主になりやすいということである。つまりマイスペースであったような仮想空間上のアイドルやスターみたいなのがTwitterでは成り立ちにくい。TVやラジオ、本、雑誌といった既成のマスメディアに追随する形になってしまうということで、なんだかせっかく進んできた時計が少し遡ってしまったような感がある。それもメッセージ性の強いブログとは異なり、Twitterのコメントの多くは感性的なものである。これは逆にいうと扇動しやすいということだ。リアルタイムであることも大きなポイントで、iphoneなどの進化型スマートフォンの活躍が背後にあるのは間違いない。
俗にいうWeb2.0(実際に本当に2.0のサービスがあったかどうかはおいといて)ではユーザー参加に重点を置かれていたが、Twitterでの参加は主体的というよりは対象的、双方向の情報発信というよりは一方的なものになりがちではないか。少なくとも自身の例でいうと更新頻度は極端に低く、もっぱら他の人の「つぶやき」を眺めるだけのことが多い。Googleが最近非常に多くのアプリをGoogle Labなどで公開するようになり、多くのITベンチャーが成し遂げようとしていたことを無料で先に提供して市場を独占する傾向があると思うが、そのせいで最近アメリカでは一時に比べ威勢のいい新興ITベンチャーの名前を聞くことがなくなった。すでに脆弱性などが指摘されているTwitterが既成メディアに肩を並べる形でネット産業の牽引車となっていくのか、それともこのまま既成メディアを牽引していく「乗り物」になっていくのかどうかに注目している今日この頃である。
21 4月 2009
Tech Crunchで新しいサービスが紹介されていた。Hunch (ハンチ)という名のこのサービスはいわゆる会員制Q&Aサイトだが、なかなか風変わりなもので、これまでに当社のITチームのブレインストーミングででも協議されたような内容が色々盛り込まれており非常に面白い内容だと思った。日本語版Tech Crunchでもまだ紹介されていないようなので下記に原文(と訳文 文責 立入)を転載する。 (実際の登録は右記のサイトから行える ⇒www. hunch.com)

it’s been only three weeks since the launch of Q&A site Hunch
, but already it’s amassed answers to 4.3 million questions. By taking visitors through a series of questions to get to know them better, Hunch can begin to make guesses about the right kinds of answers for each individual by making correlations across between people who answer similarly across different topics. It’s sort of like collaborative filtering for information.
(QAサイト“Hunch”がローンチされてからたった3週間ほどだが、すでにこのサイトは430万件という大量の質問に答えている。サイト訪問者に対して一連の質問を投げかけて(その訪問者を)よりよく理解することで、ハンチは異なるトピックに同じような回答をしたグループの中に関連性を見出し、それぞれの個人に対してできるだけ正しく回答をするための類推をし始める。いわば情報のコラボ・フィルター(協同フィルタリング作業?)のようなものである。)
Co-founder Caterina Fake of Flickr fame shares
some of the correlations Hunch has been able to find so far. Some of her findings:
(協同創業者のカテリーナ フェイク(フリッカーの共同創設者)はこのサービスを通して見つけることができた関連性について意見を述べている。それは次のようなものだ:)
* People who believe that alien abductions are real are more likely to blame Nancy Pelosi for the financial crisis.
(エイリアンによる誘拐を実際のものだと信じている者は金融危機についてナンシー・ペローシ(カリフォルニア州議員)を責める傾向にある。)
* One of the best predictors of whether people agree they should switch to a Mac: whether they like to dance. Are PC users less fun? The data has spoken.
(ある人がマックに乗り換えるかどうかを予測する際に最良の判断基準となることの一つにその人が「ダンスが好きかどうか?」ということがある。ウィンドウズ派は面白みに欠けるということ?統計によるとそういうことだ。)
* Fake ID users are more likely to be happy at startups.
(*偽のIDを使用する者は何かをスタートするのが好きなことが多い)
Also, people who like sports video games are more likely to have had a broken leg at one point (which would explain why they like to sit on the couch and play football instead of go out and, you know, actually play football).
(*スポーツゲームを好む人の多くは少なくとも人生において1回は骨折を経験している(これが実際に外に出てアメフトをする代わりにソファに座ってアメフトのゲームをやっている理由の一つなのかも知れない)。
And on the subject of Facebook versus Twitter, the Hunch data suggests that “Facebook people” are more social than Twitterers in actual social situations like a party. Facebook people mingle with more people, including strangers, whereas Twitterers stick to people they know. Other differences? Facebook people spend more on shampoo and like to drink more. Whereas “Twitterers report that they have oily skin.” In other words, Twitter is for geeks. I knew it! Don’t tell Oprah
(またHunchのデータによるとFacebookとTwitterを比較した場合、パーティなどの社交場においてFacebook派はTwitter派よりも社交的に振舞うとい う。このような場ではFacebook派は初対面の相手を含む他人と打ち解けて交流することができるのに対して、Twitter派 は知己と集い合わせる傾向にあるという。その他にも、Facebook派はシャンプーにお金を使い、お酒を飲むのが好きなのに対して、Twitter派は「脂性肌の人が多い」とか。つまりTwitterはオタク(Geek)向けということになるのだろう。わかりきったことだ。オプラ(*最近Twitterを始め100万人を超えるFollowerを抱えて話題になった)には言わないように。
Hunch’s data set will become available to researchers next week through a special “researchers API.” Can’t wait to find out what other correlations come out of it.
(Hunchのデータセットは来週「リサーチャー専用API」を通じて公開される予定である。他にどんな相関関係が見つかるか楽しみでたまらない。)
(実際のサンプル画像)


21 4月 2009
言わずと知れた大不況で最近米国市場からの撤退話をよく耳にします。
2、3年頑張ってはみて、それなりの顧客がつかめたものの固定費をカバーすることができない。大手法人顧客が取れそうだが、それまで体力が続かない、責任者が退職、あるいは日本での人材不足のために呼び戻されることになり、後継者おらずビジネスを継続することができない、など理由はそれぞれだと思いますが、そんな時にはぜひ当社への業務アウトソーシングをご検討ください。
当社のクライアントでも同様にリストラを余儀なくされたものの、人件費を削り、オフィスをバーチャルオフィスに移すなどして極力固定費を減らして現地在庫の売却にオンラインセールスと卸売りでもって注力してきた会社があります。商品自体の魅力や価格設定は間違っていなかったため、その成果は徐々に現れ始めており先日は西海岸ではかなり大手の小売店チェーンから問い合わせがあり急遽その商談のために私が北カリフォルニアに今週出張することとなりました。不況の折、このようなニュースはとても大きな希望を与えてくれます。
一度完全撤退をしてしまうと、次回の参入の際には最初と同じか倍以上のコストと勇気を必要とされるものだと思います。当社では格安コストで月々に最低限必要なカスタマーサポート、物流管理、オンラインストアの運営、経理業務、現地法人の管理などを請け負わせて頂くことが可能です。これにより、また本社の運営状況が好転した際や、景気が回復した際などに既存の顧客などのこれまでの努力の成果をそのままにして再進出することが可能になります。人口3億人を抱え、世界一の経済大国である米国市場に未練もなく退却される会社は少ないと思いますので、撤退ではなく一縷の希望を残したままの「勇気ある後退」に考えを変えられるというのは如何でしょうか。
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